2023.03.17
2月5日のダラス・マーベリックス戦で左足を負傷し、長らく戦列から離脱しているステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)。彼は昨年12月に左肩を亜脱臼する不運にも見舞われており、復帰するまでの間ウォリアーズの戦績は6勝5敗(勝率54.5パーセント)を記録していたが、今回はエースを欠くなかで安定した戦いを披露している。
4日のニューオーリンズ・ペリカンズ戦でも白星を獲得し、ホームで5連勝を達成したウォリアーズ。カリーが離脱してからの11試合で7勝4敗(同63.6パーセント)と勝ち越しており、スティーブ・カーヘッドコーチは「チームが曲がり角を迎えているのはエキサイティングなことだ」と、好調について語った。現地メディア『ESPN』が伝えている。
球団を支える敏腕シューター、クレイ・トンプソンも「みんなが自分の役割を理解し、最高のコンディションにある」と、チーム状況を表現している。「なにより試合を楽しんでいる。この先の試合がどれだけ重要か、ほかのメンバーも分かっているはずさ」。
4日時点でウォリアーズは34勝30敗でウエスタン・カンファレンスの5位につけており、プレーオフでホームコートアドバンテージが得られる4位が目前に迫る。ポストシーズンでのホーム戦がどれだけ有利に働くのか、これまで4度の優勝を経験しているトンプソンは痛感しているのだろう。
3日のロサンゼルス・クリッパーズ戦と4日のペリカンズ戦はどちらも失点を100点未満に抑えるなど、直近の数試合ではディフェンスにも改善の兆しが見えるウォリアーズ。勝利をつかんだクリッパーズとの一戦のあと、カーHCは守備に「気概がある」と語っていた。
「得点を奪うことだけに集中していては、ディフェンスを実行するのは難しい。今シーズンのほとんどの間、我々のディフェンスはひどいものだった。気概と守備には密接な関係があると思うし、今のディフェンスは劇的に良くなっている」
来週にはカリーも戦列に復帰予定と報じられており、上り調子のチームにとってグッドニュースの1つと言える。残すところあと約1カ月のレギュラーシーズン、昨年度王者のウォリアーズは上位でのプレーオフ進出を狙う。
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