2023.02.27

昨季王者ウォリアーズがウルブズに「大きな勝利」…トンプソンがゲームハイの32得点

ウォリアーズを勝利へと導いたトンプソン[写真]=Getty Images
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「大きな勝利だ。順位表という面だけでなく、選手たちの自信という点においてもね。チームで勝ち取った勝利だった。みんなが競い合い、いいプレーをしてくれた」

 そう話したのは、ゴールデンステイト・ウォリアーズスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)。2月27日(現地時間26日、日付は以下同)のミネソタ・ティンバーウルブズ戦は、前日終了時点で両チームとも勝率5割で並んでおり、大混戦のウェスタン・カンファレンスでポストシーズンへ進むためにも重要な一戦だった。

 ウォリアーズは5点リードで迎えた第4クォーター残り26.0秒にアンソニー・ラムのインバウンドパスをスティールされてカイル・アンダーソンにダンクを決められて3点差。タイムアウト後のポゼッションではクレイ・トンプソンがターンオーバーをしてしまい、あわや同点に追いつかれる場面もあったが、そこから逆転を許さず、最終スコア109-104でウルブズを撃破。

 昨シーズンの王者はステフィン・カリー(左足)、ドレイモンド・グリーン(右ヒザ打撲)、アンドリュー・ウィギンズ(家族の事情)とスターター3人を欠いたほか、ゲイリー・ペイトン二世とアンドレ・イグダーラも欠場という苦しい布陣となるも、トンプソンがチームを引っ張った。

 この日のトンプソンは6本の3ポイントシュート成功を含むゲームハイの32得点に5リバウンド4アシスト、ドンテ・ディビンチェンゾが21得点8リバウンド5アシスト4スティール、ジョーダン・プールが15得点4アシスト2スティール、ジョナサン・クミンガが13得点5リバウンド、ケボン・ルーニーが12得点17リバウンドをマーク。

 ディビンチェンゾはトンプソンを「(将来の)殿堂入り選手だ。彼がこなしていることは並外れているわけじゃない。けど彼はとんでもないキャリアを送っているんだ。クレイ・トンプソンは今もなお健在なんだ」と絶賛していた。

 この勝利で、ウォリアーズは31勝30敗でウェスト7位をキープ。敗れたウルブズ(31勝32敗)は8位から9位へ転落。両チームはこれから先も、1試合の勝敗で順位が入れ替わる可能性があり、タフな戦いが続いていく。

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