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4月3日(現地時間2日、日付は以下同)。ミルウォーキー・バックスはホームのファイサーブ・フォーラムでフィラデルフィア・セブンティシクサーズ戦に臨み、一度もリードを譲らぬゲーム運びを見せて117-104で快勝した。
今シーズン、シクサーズとの直接対決の戦績を2勝2敗としたバックスでは、ヤニス・アデトクンボがいずれもゲームハイとなる33得点14リバウンド3ブロックに6アシストの大暴れ。
さらにブルック・ロペスが21得点6リバウンド、クリス・ミドルトンが19得点9アシスト、ドリュー・ホリデーが18得点4スティール、ボビー・ポーティスが18得点5リバウンドを残した。
バックスはこの試合を終えてイースタン・カンファレンスならびにリーグトップの56勝22敗。アデトクンボはそのチームで最多となる平均31.1得点11.8リバウンドに5.6アシストを誇っており、会場に集まった大勢のファンは第4クォーター中盤にフリースローラインへ立ったギリシャ出身のスーパースターへ“M-V-P”コールを送っていた。
このチームで指揮を執るマイク・ブーデンホルザーHC(ヘッドコーチ)は、試合後にアデトクンボについて「我々は間違いなくヤニスこそがMVPだという気がしている」と評していた。
「ベストプレーヤーで、(チームは)ベストな成績を残している。彼がコートの両エンドでこなしていること、それはリバウンドにブロックショット、ディフェンス、ペリメーターでもガードしていることにある。それにプレーメークし、(リングへ)アタックし、フリースローを獲得している。彼はすべてをこなしているんだ。我々としては、(MVPの)話題に彼はいるべきだと感じている」
アデトクンボは2018-19、2019-20シーズンに2年連続でMVPに選出。今シーズンはニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)とジョエル・エンビード(シクサーズ)、アデトクンボの3選手による争いという様相のなか、28歳のフォワードはこう受け止めていた。
「最高のほめ言葉だね。この5年間はすごくハッピーなんだ。(MVP候補という)談話に入ることができているからね。自分のチームを偉大なチームへする手助けができてうれしい。けどそれがゴールなんだ。自分がこのチームを偉大にする手助けができるポジションに持っていけるようにし続けていく」
バックスはレギュラーシーズン残り4試合。2位のボストン・セルティックス(54勝24敗)と2.0ゲーム離れているだけに、次戦以降も勝利を重ねてリーグトップの戦績でプレーオフを迎えたいところだ。