2023.06.09
5月22日(現地時間21日、日付は以下同)。デンバー・ナゲッツはチームが宿泊するホテルでフィルムセッションをこなし、翌23日のシリーズ第4戦に向けて備えた。
ナゲッツとロサンゼルス・レイカーズによる「NBAプレーオフ2023」のウェスタン・カンファレンス・ファイナルは、21日に行われた第3戦を119-108でナゲッツが制したことで、フランチャイズ史上初のNBAファイナル進出まであと1勝とした。
これまで、ナゲッツはカンファレンス・ファイナルへ4度進出してきた。だが1978年のシアトル・スーパーソニックス(現オクラホマシティ・サンダー)を除く3度はいずれもレイカーズにファイナル進出を阻まれてきた。
1985年は1勝4敗、2009年は2勝4敗、そして2020年は1勝4敗で敗れており、今年は2020年にレイカーズを優勝へ導いたレブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビスという2大巨頭がいるだけに、ナゲッツの選手たちは第4戦でも勝利して、4戦負けなしのスウィープ決着を狙っている。
「相手にはレブロンがいる。彼はこの20年間を通していくつかどんでもないことをやってきた。自分としては、僕らは(第4戦で)終わらせなきゃいけない」
ナゲッツで最年長のジェフ・グリーン(36歳)はそう意気込んでおり、さらに「彼にはもう(シリーズを)引き延ばすチャンスを与えてはいけないということ。そうすることで、彼は自信を増すし、チームメートたちにもさらなる自信を植え付けてしまう」と話していた。
また、シックスマンのブルース・ブラウンも「僕らは相手に希望を与えたくないんだ」と、グリーンの意見に賛同していた。
ナゲッツはここまでジャマール・マレーがシリーズ平均35.0得点7.3リバウンド5.3アシスト3.0スティール、ニコラ・ヨキッチが同27.0得点14.7リバウンド11.3アシスト1.3スティールと、主軸となる2選手が見事な成績を残して引っ張っている。
さらに、ケンテイビアス・コールドウェル・ポープが同15.3得点2.7リバウンド1.7アシスト1.3スティール、マイケル・ポーターJr.が同15.0得点9.0リバウンド3.7アシスト、ブラウンが同14.3得点4.7リバウンド3.3アシストと、有能なロールプレーヤーたちが援護射撃をしてマレーとヨキッチを支えている。
ナゲッツが23日の第4戦でもレイカーズに勝利し、悲願の頂上決戦へと駒を進めることができるのか。今年のウェストを制する争いの行方に注目だ。
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