2023.05.22

レイカーズ指揮官が「重要な攻撃手段の1つ」と語るも、ナゲッツ相手に不振のラッセル

ウェスト決勝でショット不振のラッセル[写真]=Getty Images
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 デンバー・ナゲッツとロサンゼルス・レイカーズによる「NBAプレーオフ2023」のウェスタン・カンファレンス・ファイナルは、5月21日(現地時間20日、日付は以下同)に行われた第3戦をナゲッツが119-108で勝利したことで3連勝、シリーズ突破に王手をかけた。

 0勝3敗と追い込まれたレイカーズでは、ここまでアンソニー・デイビスがシリーズ平均28.7得点14.0リバウンド2.7アシスト1.3スティール2.7ブロック、レブロン・ジェームズが同23.7得点9.3リバウンド10.3アシスト1.3スティール1.0ブロック、オースティン・リーブスが同22.7得点4.0リバウンド6.0アシストと、3選手が平均20.0得点超え。

 さらにベンチスタートの八村塁が3試合で平均17.0得点2.7リバウンド1.0アシストにフィールドゴール成功率63.6パーセント、3ポイントシュート成功率50.0パーセントと好調を維持している。

 だが先発ポイントガードのディアンジェロ・ラッセルはここまで平均7.0得点2.0リバウンド4.0アシストでフィールドゴール成功率29.6パーセント、3ポイントシュート成功率14.3パーセントと不振。

 第3戦では20分1秒のプレータイムでシリーズワーストの3得点に3リバウンド4アシスト。第3クォーター中盤には決まれば同点の場面で左ウイングから2本連続で長距離砲を繰り出すもリングをくぐり抜けることはなく、後半は無得点と沈黙した。

 第3戦の試合前、ダービン・ハムHC(ヘッドコーチ)は「D-Lo(ラッセルの愛称)はこのチームにおける重要な攻撃手段の1つ。私としては、彼にはコートに出てアグレッシブなバスケットボールをプレーすることを求めている」と話しており、ラッセルは積極的にショットを繰り出していたのだが、ボールがなかなかリングへ吸い込まれることはなかった。

 試合後、記者から「デンバー相手に効果的な働きをすべく、取り組み方を変えるべきかどうか」と聞かれたラッセルは「僕がってこと? どうだろう、分からないな。本当に、分からないんだ。なんとか考えて答えを見つけられるようにしていく」と切り返しており、苦しんでいることは事実。

 ただ、レイカーズはナゲッツに3連敗で王手をかけられており、23日のシリーズ第4戦を落としてしまうと、今シーズンが終わりを迎えてしまう。そのため、このままラッセルのシュートタッチが戻らなければ、ベンチに座っている時間が長くなっても仕方ないだろう。

 そこでレイカーズがラッセルをどのように起用していくのか。スルスルとペイントエリアへ入り込んで巧みなジャンパーで加点し、チームを勢いに乗せる3ポイントシュートが決まればいいものの、ディフェンス面で難を抱えるだけに、ショット不振となればさらにプレータイムが短くなってしまうかもしれない。

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