2024.01.10
ロサンゼルス・レイカーズは、「NBAプレーオフ2023」でウェスタン・カンファレンス・ファイナルまで勝ち上がったものの、デンバー・ナゲッツの前に4連敗を喫してプレーオフ敗退となった。
このチームは今夏にオースティン・リーブスと八村塁が制限付きフリーエージェント(FA)になるほか、ディアンジェロ・ラッセルやデニス・シュルーダー、ロニー・ウォーカー四世といった選手たちが制限なしFAとなる。
なかでも今年2月に3チーム間トレードでミネソタ・ティンバーウルブズから2015年にドラフト1巡目全体2位で指名された古巣レイカーズへ復帰したラッセルは、今シーズンに約3138万ドル(約43億9320万円)という高額年俸を手にしており、契約最終年を迎えていた。
『Yahoo! Sports』が27日に報じたところによると、ラッセルはウルブズ在籍時に4年約1億ドル(約140億円)の延長契約を模索していたという。
27歳の元オールスターガードは、7月1日(現地時間6月30日、日付は以下同)までであれば、レイカーズと2年6750万ドル(約94億5000万円)の延長契約を結ぶ資格があるのだが、チーム側はその契約締結を追い求めることはないだろうと『ESPN』のデイブ・マクメナミン記者が報道。
レイカーズへ復帰後、ラッセルは「自分がフロアで危険な存在なのは分かっているよ」と自信をのぞかせており、17試合で平均17.4得点6.1アシストにフィールドゴール成功率48.4パーセント、3ポイントシュート成功率41.4パーセント(平均2.7本成功)をマーク。
プレーオフでもメンフィス・グリズリーズとのファーストラウンド第6戦で、フィールドゴール成功率70.6パーセント(12/17)、3ポイントシュート成功率55.6パーセント(5/9)を含む計31得点と、プレーオフキャリアハイをマークしてシリーズ突破に貢献。
ただ、ナゲッツとのシリーズでは4試合で計25得点。シリーズ平均6.3得点3.5アシストにフィールドゴール成功率32.3パーセント、3ポイントシュート成功率13.3パーセントと不発に終わり、第4戦はレイカーズ復帰後としては初のベンチスタートとなっていた。
レブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビスというスーパースターを2人も抱えるレイカーズは、今夏に多くのFAがいることから、ラッセルへ超高額年俸を提示することは厳しいという様相。
そのため、この男が今夏のFA戦線で来シーズンもレイカーズでプレーすることを最優先にするならば、減額で再契約することとなる。ラッセルがどんな決断を下していくのかは気になるところだ。
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