2023.10.21
元オールスターガードのアイザイア・トーマスが、NBA復帰に向けてワークアウトを開催するようだ。
身長175センチの小兵が最後にNBAでプレーしたのは、2022年のシャーロット・ホーネッツ在籍時にまで遡る。このときは17試合出場し、8.3得点、1.4アシスト、3ポイント成功率39.7パーセントを記録。しかし、ラメロ・ボールやテリー・ロジアーといった優秀なポイントガードの中で定位置は確保できず、契約が更新されることはなかった。
だが、ボストン・セルティックスの伝説は、再びNBAの舞台でプレーする目標を諦めてはいない。トーマスは、ラスベガスで開催されているサマーリーグ期間中にアピールしようとしている。
ワークアウトの開催を予告したのは、ジャマール・クロフォードだった。シックスマン賞を3度受賞したクロフォードは、“BREAKING NEWS”のアラートとともに、トーマスが複数のNBA球団とワークアウトを開催すると予告。参加するチームは明かされていないものの、ラスベガスには球団関係者が集結しており、自身のクオリティーを披露するには絶好の場といえる。
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BREAKING NEWS
Free agent Isaiah Thomas has a private workout set up tomorrow in Las Vegas for multiple NBA teams . pic.twitter.com/EDSMNiRY7v
— 🏁 Jamal Crawford (@JCrossover) July 9, 2023
クロフォードとトーマスは、前者が主催するプロアマリーグ「Crawsover」でも共演。トーマスがワシントン・ウィザーズ在籍時には、クロフォードに加入のラブコールを送るなど、2人は友好な関係にある。
トーマスは今年3月のシーズン中、「僕の電話に何か連絡があるかもね」とNBA復帰を示唆したものの、最終的な契約には至らず。また、公になった直近のワークアウトは、昨年9月にロサンゼルス・レイカーズと実施されていたものであり、自身にとっては久しぶりのショーケースとなる。
同選手はサイズ不足という懸念を跳ね除ける必要があるが、類稀な得点力は未だ錆びれていない。ホーネッツ、レイカーズ、ダラス・マーベリックスに所属していた2021-22シーズンの100ポゼッション換算のスタッツは、30.9得点、3ポイント成功率39.7パーセントとなっており、セルティックスの全盛期と比較しても見劣るものではない。
ポイントガードやベンチポイントが不足している球団は、前向きに検討するポテンシャルのある選手。果たして、トーマスは開幕前にロスター入りの切符を勝ち取ることができるだろうか。
文=Meiji
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