2024.04.29
9月21日(現地時間20日)。オーランド・マジックのジャマール・モーズリーHC(ヘッドコーチ)が出演した『Hoops Hype』のポッドキャスト番組が公開された。
ウィスコンシン州ミルウォーキー出身のモーズリーは、これまでデンバー・ナゲッツ、クリーブランド・キャバリアーズ、ダラス・マーベリックスでアシスタントコーチ(AC)を務めており、2021-22シーズンからマジックの指揮官へ就任した44歳。
マジックは現在、3シーズン連続でプレーオフから遠ざかっているものの、昨シーズンはイースタン・カンファレンス13位の34勝48敗を残し、直近3シーズンでは最も高い戦績を残していた。
AC時代、モーズリーはナゲッツでカーメロ・アンソニー(元ナゲッツほか)、キャブズでカイリー・アービング(現マブス)、マブスではダーク・ノビツキー、ルカ・ドンチッチを見てきた。そして現在、マジックにはパオロ・バンケロ、フランツ・ワグナーというチームの主軸を担う若手フォワードが在籍している。
昨シーズンの新人王バンケロは、チームトップの平均20.0得点に6.9リバウンド3.7アシストを記録。キャリア2年目となったワグナーは、2位の平均18.6得点に4.1リバウンド3.5アシストをマーク。
20歳のバンケロは208センチ113キロ、22歳のワグナーは206センチ102キロというサイズがあり、才能あふれる若手として将来のスター候補に挙がる注目株。今夏はバンケロがアメリカ代表、ワグナーはドイツ代表として「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」へ出場し、ワグナーは見事金メダルを獲得した。
番組内で、両選手を見ていてどんな選手を思い出させるかと聞かれた指揮官は、バンケロはカーメロ、レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)、ジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス)、ワグナーはクリス・ミドルトン(ミルウォーキー・バックス)、カワイ・レナード(ロサンゼルス・クリッパーズ)、ケビン・デュラント(フェニックス・サンズ)という、いずれもリーグを代表する実力者たちを挙げていた。
「ここ数年で、ゲームは大幅に変わった。選手たちには多くの才能があり、高い(バスケットボール)IQが備わっている。パオロはカーメロ、レブロン、テイタムを組み合わせた選手だ。パッシングのスキルがあり、いろいろなエリアから得点できる能力がある。彼にはパワーも備わっている。
フランツはクリス・ミドルトン、カワイ、ケビン・デュラントのフットワークを組み合わせた選手。彼らが持ち合わせているものを取り入れたようなものだ。それは、彼らがゲームを学び、偉大な選手たちのプレーを見ているからでもある」
マジックはこの2選手の周囲をマーケル・フルツ、ギャリー・ハリス、ウェンデル・カーターJr.らが固めている。今シーズンに、どこまで勝ち星を伸ばすことができるか注目したいところだ。
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