2023.09.29

契約最終年のパスカル・シアカム…ラプターズとの延長契約交渉の現状を地元メディアが報道

ラプターズ在籍8年目を迎えるシアカム[写真]=Getty Images
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 トロント・ラプターズで在籍8年目を迎えるパスカル・シアカムは、現在4シーズン連続で平均20.0得点以上を記録する206センチ104キロのフォワード。

 昨シーズン、チームはイースタン・カンファレンス9位の41勝41敗を残すも、プレーイン・トーナメントを勝ち切ることができず、プレーオフ出場を飾ることはできなかった。

 それでも、29歳のフォワードはキャリアハイの平均24.2得点に7.8リバウンド5.8アシストの好成績を残しており、平均出場時間(37.4分)は2シーズン連続でリーグトップになった。

 そのシアカムの現行契約は残り1年間。今シーズンの年俸は3789万3408ドル(約56億4611万7792円)で、2024年夏に制限なしのフリーエージェント(FA)となる。

 ロスターにはスコッティ・バーンズOG・アヌノビーデニス・シュルーダーヤコブ・パートルギャリー・トレントJr.といった選手たちが在籍しているものの、このチームのけん引役はやはりシアカムとなる。

 ところが、地元メディア『SPORTSNET』が9月28日(現地時間27日、日付は以下同)に報じたところによると、ラプターズとシアカムの間で、延長契約に関する話し合いは全くないという。

 ラプターズは昨シーズン終了後にニック・ナースHC(ヘッドコーチ)と決別しており、直近3シーズンにメンフィス・グリズリーズでアシスタントコーチ(AC)を務めていたダルコ・ラヤコビッチが新たな指揮官へ就任。

 チーム側としては、新たな指揮官のオフェンスで、シアカムがどのようにフィットしていくか、しばらく様子を見ていくことになると同メディアが報じている。

 今シーズンのラプターズは、10月26日のミネソタ・ティンバーウルブズ戦でレギュラーシーズン開幕となる。2019年の優勝メンバーで、オールスターとオールNBAチームにそれぞれ2度選ばれた実績を持つシアカムが新体制でどんな活躍を見せてくれるか、今後の展開に期待したいところだ。

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