2023.04.10

シクサーズのエンビードとハーデンが41年ぶりの快挙/NBA 2022-23 スタッツリーダーズ

エンビード(左)が得点王、ハーデン(右)がアシスト王となった[写真]=Getty Images
バスケ情報専門サイト

 NBAの2022-23レギュラーシーズンは、4月10日(現地時間9日、日付は以下同)に全30チームが82試合をこなし、約6カ月間にわたるシーズンを終えた。

 ここでは、今シーズンのスタッツリーダーたちを見ていきたい。得点王は、昨シーズンに続いてフィラデルフィア・セブンティシクサーズのジョエル・エンビードが平均33.1得点でトップに立った。

 今シーズンはエンビードに加え、ダラス・マーベリックスのルカ・ドンチッチ(平均32.4得点)、ポートランド・トレイルブレイザーズのデイミアン・リラード(同32.2得点)、オクラホマシティ・サンダーのシェイ・ギルジャス・アレクサンダー(同31.4得点)、ミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボ(同31.1得点)、ボストン・セルティックスのジェイソン・テイタム(同30.1得点)と、計6選手が平均30.0得点の大台をクリア。『ESPN Stats & Info』によると、1シーズンで平均30.0得点以上が6人というのは、1961-62シーズンと並んでNBA史上最多だという。

セルティックスの選手として初の平均30.0得点超えとなったテイタム[写真]=Getty Images

 また、アデトクンボは平均32.1分のプレータイムで31.1得点11.8リバウンド5.7アシストにフィールドゴール成功率55.3パーセントをマーク。1シーズンで平均30.0得点10.0リバウンド5.0アシストにフィールドゴール成功率55.0パーセント以上を残したのは史上初。

 なお、リバウンド部門はサクラメント・キングスのドマンタス・サボニスが平均12.3本、アシスト部門ではシクサーズのジェームズ・ハーデンが同10.7本、スティール部門はトロント・ラプターズのOG・アヌノビーが同1.9本、ブロック部門ではメンフィス・グリズリーズのジャレン・ジャクソンJr.が同3.0本でそれぞれトップとなった。

 ちなみに、今シーズンはシクサーズから得点王(エンビード)とアシスト王(ハーデン)が選ばれた。同一シーズンで1チームから得点王とアシスト王が誕生したのは、1981-82シーズンのサンアントニオ・スパーズ以来初。このシーズン、スパーズはジョージ・ガービンが平均32.3得点、ジョニー・ムーアが同9.6アシストを残している。

 今シーズンの主要部門におけるスタッツリーダーズ並びに各項目でトップ3に入った選手たちは下記のとおり。
※以降、所属チーム名は略称、%=パーセント

NBA 2022-23レギュラーシーズン スタッツリーダーズ

■平均得点
1位.ジョエル・エンビード(シクサーズ):33.1得点
2位.ルカ・ドンチッチ(マーベリックス):32.4得点
3位.デイミアン・リラード(ブレイザーズ):32.2得点

■平均リバウンド
1位.ドマンタス・サボニス(キングス):12.3本
2位.ニコラ・ヨキッチ(ナゲッツ):11.8本
―位.ヤニス・アデトクンボ(バックス):11.8本

■平均アシスト
1位.ジェームズ・ハーデン(シクサーズ):10.7本
2位.トレイ・ヤング(ホークス):10.2本
3位.ニコラ・ヨキッチ(ナゲッツ):9.8本

■平均スティール
1位.OG・アヌノビー(ラプターズ):1.9本
2位.ジミー・バトラー(ヒート):1.8本
―位.フレッド・バンブリート(ラプターズ):1.8本

■平均ブロック
1位.ジャレン・ジャクソンJr.(グリズリーズ):3.0本
2位.ニコラス・クラクストン(ネッツ):2.5本
―位.ブルック・ロペス(バックス):2.5本

ジャクソンJr.が2シーズン連続でブロック王に[写真]=Getty Images

■フィールドゴール成功率
1位.ニコラス・クラクストン(ネッツ):70.5%
2位.メイソン・プラムリー(クリッパーズ):68.0%
3位.ルディ・ゴベア(ウルブズ):65.9%

■3ポイントシュート成功率
1位.ルーク・ケナード(グリズリーズ):49.4%
2位.アル・ホーフォード(セルティックス):44.6%
3位.デイミオン・リー(サンズ):44.5%

■3ポイントシュート成功数
1位.クレイ・トンプソン(ウォリアーズ):301本
2位.バディ・ヒールド(ペイサーズ):288本
3位.ステフィン・カリー(ウォリアーズ):273本

■フリースロー成功率
1位.タイラー・ヒーロー(ヒート):93.4%
2位.ケビン・デュラント(サンズ):91.9%
3位.ステフィン・カリー(ウォリアーズ):91.5%

■平均出場時間
1位.パスカル・シアカム(ラプターズ):37.4分
―位.カイリー・アービング(マーベリックス):37.4分
3位.ジェイソン・テイタム(セルティックス):36.9分