2023.10.22

「最もユニークな選手の1人」…ウォリアーズ関係者が引退を表明したイグダーラを祝福

ウォリアーズのイグダーラ(左)とカリー(右)[写真]=Getty Images
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シクサーズ時代の同僚グリーン、ウォリアーズのカリーにオーナー、カーHCがコメント

 10月21日(現地時間20日、日付は以下同)。アンドレ・イグダーラが『Andscape』との電話インタビューへ出演し、NBAキャリアに幕を下ろすことを発表した。

「誰だって最高のレベルでプレーしたいものさ。でも家族のことが大きい。息子は16歳で、2人の娘もいる。だからこうした大切な時期に、子どもたちが育つのを見るのを楽しみにしている」

 インタビューのなかでそう話したイグダーラは、NBAキャリア19シーズンで通算1231試合(うち先発は784試合)に出場して平均32.1分11.3得点4.9リバウンド4.2アシスト1.4スティールを記録。通算177試合をプレーしたプレーオフでは平均29.8分9.4得点4.4リバウンド3.5アシストを残してきた。

 キャリア初期にはフィラデルフィア・セブンティシクサーズでアレン・アイバーソン(元シクサーズほか)らとプレーし、アイバーソン移籍後はトップスコアラーとしてプレーオフへ導き、アメリカ代表の一員として2010年のFIBA世界選手権(現ワールドカップ)、2012年のロンドン・オリンピックで金メダルを獲得。

アメリカ代表としてロンドン・オリンピックにも出場したイグダーラ(左から2番目)[写真]=Getty Images

 その後デンバー・ナゲッツで1シーズンをプレーし、計8シーズン在籍したゴールデンステイト・ウォリアーズでは4度リーグ制覇を果たし、2015年にはファイナルMVPへ選出。2020年にはマイアミ・ヒートの一員としてファイナルにも出場。

 NBAキャリア19シーズンでオールスターに1度、オールディフェンシブチームに2度名を連ねており、39歳までプレーしてきた。

 シクサーズ時代にチームメートとしてプレーし、2018-19シーズンにはウォリアーズの選手育成兼アシスタントコーチ(AC)としてイグダーラを見てきたウィリー・グリーンHC(ヘッドコーチ/現ニューオーリンズ・ペリカンズ)はこう話す。

「彼は若いながらも常に成熟した男だった。彼がフロアでこなしてきたことを誇りに思う。オリンピックの金メダリスト、4度のNBAチャンピオンであり、フロア外における彼のことも誇らしく思っている」

「…彼は歴代で最も多才な選手の1人で、どのポジションもプレー可能でどこでもガードしてきた。彼はものすごく自身のゲームを磨き上げてきた。それは彼ができる限りベストな選手になることを目指していたから。だからこそ、彼はゴールデンステイトでキャリアを終え、複数回のチャンピオンシップを勝ち取る柱の1人となり、王朝を築くことができた」

 また、ウォリアーズで計8シーズンをともに過ごし、プレーオフやファイナルで何度も共闘してきたステフィン・カリーは、自身のインスタグラムアカウントでイグダーラへ感謝を綴っていた。

「あなたはコート内外で自らの仕事をこなしてきた。僕は自分やダブス(ウォリアーズの愛称)、このリーグのためにあなたがやってくれたことに感謝している。輝かしい伝統を引き継いでくれた! 大好きだよ兄弟!」

 さらに、ウォリアーズのジョー・レイコブ オーナーはイグダーラが着用した背番号9を永久欠番にすることを楽しみにしていると声明のなかで語り、こうもコメントしていた。

アンドレ・イグダーラは4度のチャンピオンシップを勝ち取ったウォリアーズで重要な部分を占めていました。彼がこのフランチャイズで、コート内外で捧げてくれた多大な献身は、これから先もずっと語り継がれていくことでしょう」

「彼のチームファーストなアプローチは、ゴールデンステイトへやってきた時から目の当たりにしてきました。数多くの成功を助け、ディフェンス面で絶大なインパクトを残してくれました」

 近い将来、イグダーラの背番号9が永久欠番となれば、フランチャイズ史上わずか7人目の快挙となる。

カーHC(右)が絶大な信頼を寄せていたイグダーラ(左)[写真]=Getty Images

 そしてウォリアーズのスティーブ・カーHCは「殿堂入りする素晴らしいキャリアを終えたことを祝福します。彼は攻防両面において素晴らしい直感とエリートレベルな身体能力とIQを兼ね備え、私が見てきたなかで最もユニークな選手の1人でした。絶対的な勝者でした。私は彼を指導できて幸運でした」とリリースのなかで話していた。

 NBAキャリアこそ幕を下ろしたものの、イグダーラは今後もポッドキャスト番組“Point Forward”をはじめ、メディアへ登場して発言していくことが予想されている。NBAで19シーズンもプレーしてきた貴重な経験を、是非とも生かしてほしいところだ。

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