2023.10.21
9月24日(現地時間23日、日付は以下同)。フリーエージェントのアンドレ・イグダーラが、エバン・ターナー(元ボストン・セルティックスほか)とホスト役を務めるポッドキャスト番組「Point Forward」で、今季もゴールデンステイト・ウォリアーズでプレーすることを発表した。
昨季3シーズンぶりに復帰し、コート内外でウォリアーズの躍進に貢献してきたイグダーラは、38歳の大ベテラン。複数のケガを抱え、レギュラーシーズンの出場は31試合で平均19.5分4.0得点3.2リバウンド3.7アシスト、プレーオフでは7試合で平均8.8分1.6得点1.0リバウンド1.7アシストに終わるも、アシスタントコーチ(AC)のような役割もこなし、若手とベテランをつなぐなど数字に表れない面で絶大な貢献をして4年ぶりの優勝を後押し。
番組内で、イグダーラは今回の決断についてジョークを交えてこのように話していた。
「僕は何人かのせいにするだろうな。ステフ・カリーはその1人。グループとしてはステフ、ドレイモンド(グリーン)、クレイ(トンプソン)。スティーブ(カー/ヘッドコーチ)もそうだし、ボブ・マイヤーズ(ゼネラルマネージャー)もだ。彼らは多大な愛を見せてくれた。彼らがこの決断を助けてくれた。僕はスティーブがその大きな要因になったと思う。彼は『我々は本当に、君のことをコートで必要としている』と言ってくれた。ドレイモンドも同じくらい大きかった」。
ステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンというビッグ3にアンドリュー・ウィギンズ、ジョーダン・プール、ケボン・ルーニーという強固な基盤を維持するウォリアーズは、イグダーラ不在でも今季の優勝候補の一角と言っていい。
だがジョナサン・クミンガやモーゼス・ムーディー、ジェームズ・ワイズマンといった若手やドンテ・ディビンチェンゾ、ジャマイケル・グリーンといった新戦力がチームへ溶け込むうえで、ウォリアーズのシステムを知り尽くし、独自の観点で選手たちを指導して引っ張ることができるイグダーラが入ることでケミストリー醸成が早まることが期待できそうだ。
そして「ステフ、君には知らせておく。これが最後だ」とカメラの前で話したとおり、キャリア19シーズン目となる今季が、イグダーラにとってラストシーズンとなる。
2015年のNBAファイナルで初優勝を飾り、ファイナルMVPに選ばれたイグダーラは、同年夏に“トロフィーツアー”と題して来日しているため、来週末のジャパンゲームズは約7年ぶりの来日となる。
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