2022.09.05

右足のケガで全休が発表されたホルムグレン…イグダーラは“不幸中の幸い”と捉える?

2022-23シーズンの全休が予定されているホルムグレン[写真]=Getty Images
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 8月にシアトルで開催されたプロアマゲーム「CrawsOver」に出場した際に右足を痛め、2022-23シーズンの全休が発表されたチェット・ホルムグレン(オクラホマシティ・サンダー)。NBAドラフト2022で全体2位指名を受けるなど大きな期待が寄せられていただけに、彼の姿をしばらく見ることができないのはファンにとっても残念なことだろう。

 しかし、ゴールデンステイト・ウォリアーズで4度の優勝を果たしたベテランのアンドレ・イグダーラはホルムグレンの一件を“不幸中の幸い”と捉えているようだ。現地メディア『sportskeeda』によると、イグダーラは「この1年でNBAに向けた準備ができる」とコメントした。

「彼はまだ19歳だし、体がまだ発展途上だろうから(リーグの選手との)差は大きいと思うよ。NBAのトレーニングを受けて健康な体を取り戻し、来年には体重を20ポンドから25ポンド(約9キロから11キロ)増やせばリーグでのプレーに完璧な準備が整うだろうね」

 身長は213センチながら、体重は88キロとやせ型のホルムグレン。身長がほぼ同じ211センチ120キロのスティーブン・アダムズ(メンフィス・グリズリーズ)、216センチ117キロのルディ・ゴベア(ミネソタ・ティンバーウルブズ)と比べても、体の軽さは一目瞭然だ。彼らのような屈強な選手とゴール下のポジションで戦うためには、体重増加はマストといっていいだろう。

 イグダーラは「かつてのブレイク・グリフィンのように、問題なくワークアウトを受けられる環境で“レッドシャツ(公式戦には出場しない状態)”の年を過ごせるなら、彼は素晴らしい状況にいられるだろうね。というのも、サンダーは彼を軸に据えたチーム作りをしていくからだ」ともコメントし、復帰を急がせるべきではないと持論を語った。

 公式戦デビューになるであろう2023-24シーズンに向け、この1年間でフィジカルを強化し、強靭な肉体を誇るリーグのビッグマンたちに当たり負けしない体を手に入れてもらいたい。

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