2023.12.15
11月27日(現地時間26日、日付は以下同)にファイサーブ・フォーラムで行われたポートランド・トレイルブレイザーズとミルウォーキー・バックスによる一戦は、今シーズン最大となる大逆転劇となった。
アウェーのブレイザーズは、16点リードで迎えた第3クォーター序盤でさらにリードを広げ、残り9分9秒でジェレミー・グラントの3ポイントシュートが決まり、26点の大量リード(81-55)を手にした。
ところが、ホームのバックスがそこから猛反撃。第4クォーター残り2分53秒にデイミアン・リラードが古巣相手に長距離砲を放り込んで97-97の同点に追いつく。その後両チームはリードチェンジを繰り返すも、残り18.1秒にヤニス・アデトクンボのティップショットが決まり、これが決勝弾となってバックスが108-102で大逆転勝利。
26点ビハインドを背負ってから、なんと53-21のランでブレイザーズに逆転勝利を飾ったバックスは、そのうち32得点をリラード(17得点)とアデトクンボ(15得点)の2選手で荒稼ぎ。この勝利で今シーズンの戦績をイースタン・カンファレンス3位の12勝5敗とした。
ここ8戦で7勝1敗としたバックスでは、アデトクンボがゲームハイの33得点16リバウンドに6アシスト3ブロック、リラードが31得点5リバウンド4アシスト2スティール、マリーク・ビーズリーが14得点6リバウンド3スティール、ボビー・ポーティスが12得点8リバウンド2スティール3ブロック、ブルック・ロペスが10得点6リバウンド3アシスト3スティール4ブロックをマーク。
そしてバックス一筋11年目のアデトクンボは、通算107回目の30得点10リバウンド5アシスト以上をクリア。カリーム・アブドゥル・ジャバー(元ロサンゼルス・レイカーズほか/106回)を抜き、フランチャイズ史上最多回数を塗り替えた。
すでに通算1万6725得点や3447アシスト、923ブロック、35トリプルダブルなど、複数の球団最多記録を保持する28歳のフォワードが、新たな勲章を手にしたと言えるだろう。
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