2023.10.16

リラードと優勝を目指すヤニス「僕らはすごいことを成し遂げる機会を手に入れた」

リラード(左)とアデトクンボ(右)[写真]=Getty Images
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 10月16日(現地時間15日、日付は以下同)。現地メディア『Andscape』へ、ヤニス・アデトクンボミルウォーキー・バックス)のインタビューが公開された。

 バックス一筋キャリア11年目を迎えたアデトクンボは、リーグ最高級の実力者としての地位を確立した28歳のフォワード。今オフにチームはドリュー・ホリデー(現ボストン・セルティックス)、グレイソン・アレン(現フェニックス・サンズ)を放出し、ポートランド・トレイルブレイザーズからデイミアン・リラードというオールスターガードを獲得。

 ロスターにはクリス・ミドルトンブルック・ロペスボビー・ポーティスジェイ・クラウダーマリーク・ビーズリーといった選手たちも在籍しているのだが、最も注目すべきはアデトクンボとリラードによるスーパーデュオだろう。

 アデトクンボは現状について「僕らはまだ何も勝ち取ってはいない。僕らの周りでは大きく騒がれるだろう。けど僕らはまだ何も成し遂げていない。まだ一緒に試合にも出場できていないんだ。だけど、僕らはすごいことを成し遂げる機会を手に入れた。僕にとってはそれがエキサイティングなこと」と語っていた。

 16日のロサンゼルス・レイカーズ戦で、アデトクンボとリラードがプレシーズンゲームへ初出場。リラードのパスからアデトクンボがダンク、アデトクンボのパスを受けたリラードがジャブステップで相手のタイミングを見計らって3ポイントシュートを沈めた場面こそあったものの、これはあくまでプレシーズンゲームのこと。

 それでも、アデトクンボが約15分の出場で16得点8リバウンド2ブロック、リラードは約22分プレーして14得点3アシスト4スティールと、まずまずのスタートを切った。

 そんなリラードと今シーズンからチームメートとしてプレーするアデトクンボは、こう期待を寄せていた。

「自分とよく似ているタイプの男とプレーする機会を手にしたことはありがたい。あの男は(バスケットボール選手として)すごいからね。長年このリーグで活躍を続けてきたし、支配している選手なんだ。僕はハングリーだけど、彼がいることでさらにハングリーにしてくれる」

 2021年のリーグ覇者バックスが掲げるゴールは、もちろん球団史上3度目のチャンピオンシップ獲得にある。「彼がいることで、僕らにはチャンスがある。このチームにはすごいことを達成する本物のチャンスがあるんだ。将来に起こることを楽しみにしているよ。けど今の僕らは一歩ずつ進めていかなきゃいけない」とアデトクンボは語っていた。

 そのバックスは今後プレシーズン残り2試合をこなし、27日にフィラデルフィア・セブンティシクサーズとのレギュラーシーズン開幕戦に臨む。

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