2023.09.28

バックス移籍となったデイミアン・リラードが新天地でブレイザーズ時代の指揮官と再会

ブレイザーズ時代のリラード(右)とストッツ(左)[写真]=Getty Images
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 9月28日(現地時間27日、日付は以下同)に成立した3チーム間トレードで、デイミアン・リラードNBA入りから11シーズン在籍したポートランド・トレイルブレイザーズからミルウォーキー・バックスへ移籍することが決まった。

 リラードはこれまでのNBAキャリアで新人王を皮切りに、オールスターとオールNBAチームにそれぞれ7度、75周年記念チームに選ばれてきたスコアリングガード。今年2月27日のヒューストン・ロケッツ戦ではキャリアハイかつNBA歴代8位タイの71得点を奪ってみせた。

 自身初のリーグ制覇を目指して新天地バックスへ移籍したリラード。実はこのチームには、リラードを知る2人の人物がいる。1人はパット・カナトン。バックス在籍6年目を迎える30歳のウイングは、キャリア最初の2015-16から2017-18までの3シーズンをブレイザーズでリラードと一緒にプレーした経験を持つ。

 そしてもう1人はテリー・ストッツ。バックスは今シーズンからエイドリアン・グリフィンHC(ヘッドコーチ)が就任したのだが、アシスタントコーチ(AC)としてコーチ陣に加わっていた。

 65歳のストッツは、これまでバックスやダラス・マーベリックスでACを務めてきたほか、アトランタ・ホークスやバックスを指揮官として率いたこともある。そして2012-13から2020-21までの9シーズンをブレイザーズで指揮してきた。

 2012-13シーズンにNBA入りしたリラードにとって、ストッツはブレイザーズ時代に8年連続でプレーオフ進出を飾った当時の指揮官であり、このチームは2019年にカンファレンス・ファイナルまで勝ち上がった実績がある。

 もちろん、バックスはヤニス・アデトクンボというフランチャイズプレーヤーがおり、その周囲をクリス・ミドルトンブルック・ロペスボビー・ポーティスといった選手たちが支えている。

 リラードは33歳で新天地へ向かって今シーズンを迎えるのだが、カナトンとストッツACがいることは、本人にとっても心強いのではないだろうか。

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