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12月10日(現地時間9日、日付は以下同)にネバダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナで行われた「NBAインシーズン・トーナメント」決勝には、満員御礼となる1万9021人が詰めかけ、NBAカップをかけた注目の一戦が繰り広げられ、ロサンゼルス・レイカーズが123-109でインディアナ・ペイサーズを撃破した。
レイカーズは前半を終えて3ポイントシュートを6本すべてミス、試合全体でも成功率わずか15.4パーセント(2/13)に終わるも、ペイントエリアの得点で86-44、リバウンド数でも55-32と相手を圧倒し、ペイサーズのフィールドゴール成功率を36.8パーセント(35/95)に抑え込んでみせた。
この試合ではアンソニー・デイビスがゲームハイの41得点20リバウンドに5アシスト4ブロック、オースティン・リーブスが28得点3アシスト、レブロン・ジェームズが24得点11リバウンド4アシスト2スティール、ディアンジェロ・ラッセルが13得点4リバウンド7アシストをマーク。
7戦全勝で終えたレイカーズは初代NBAインシーズン・トーナメント王者となり、各選手が賞金を獲得。そして期間中に平均26.4得点8.0リバウンド7.0アシストにフィールドゴール成功率56.8パーセント、3ポイントシュート成功率60.6パーセントとオールラウンドな活躍を見せたレブロンが大会MVPに選ばれた。
歴代2位タイのキャリア21年目、現役最年長(38歳)の大ベテランは、投票権を持つメディア20名から14票、ファン投票でも5つのうち3つを獲得して初代MVPとなり、自身のキャリアに新たな勲章を加えることとなった。
なお、メディア投票では決勝戦で大暴れを見せたデイビスが5票、ペイサーズをファイナルへ導き、レイカーズ戦でも20得点11アシストで引っ張ったタイリース・ハリバートンが1票を獲得している。
レブロンはトロフィーセレモニーの際、こんな言葉を残していた。
「MVPについては考えていない。俺たちが一丸になってこれ(NBAカップ)を勝ち取ったことにある。これは(初の)インシーズン・トーナメントなんだ…。記録はいずれ破られる。でも俺たちが初めて制したことは今後もずっと変わらない。俺たちがインシーズン・トーナメントの初代王者なんだ。それは誰も超えることができないこと。歴史のあるフランチャイズで達成できたことが最高なんだ。ここには面白くて、競争心が旺盛な最高の連中がそろっているのさ」
レブロンは2012、2013年にマイアミ・ヒートで2連覇、2016年にクリーブランド・キャバリアーズを球団史上初優勝へ導き、2020年にレイカーズへ通算17度目のチャンピオンシップをもたらした。
2020年優勝時のチームメートはデイビスのみながら、リーブスやラッセル、八村塁、ジャレッド・バンダービルトらと手にしたNBAカップは、レブロンにとってうれしかったに違いない。
レイカーズは10日終了時点でウェスタン・カンファレンス4位の14勝9敗。「NBAプレーオフ2023」でカンファレンス・ファイナルまで勝ち上がったチームは、インシーズン・トーナメント優勝という新たな実績を引っ提げて、球団史上18度目のリーグ制覇を目指して戦い続けていく。
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