2023.12.07

レイカーズを準決勝へ導いたレブロンが語った“インシーズン・トーナメント”とは?

殊勲の働きで準決勝進出を決めたレブロン[写真]=Getty Images
バスケ情報専門サイト

 12月6日(現地時間5日、日付は以下同)にクリプトドットコム・アリーナで行われたフェニックス・サンズとロサンゼルス・レイカーズによる「NBAインシーズン・トーナメント」準々決勝は、同点11度、リードチェンジ14度の激戦の末、ホームのレイカーズが106-103で制した。

 この試合を迎える前の時点で、今シーズンのレイカーズは第1クォーターで平均27.4得点を記録していたものの、相手に平均30.9得点を許していた。だがこの日はサンズから9本のターンオーバーを誘発するなど33-23と10点差をつけて主導権を握った。

 だが、12点リード(59-47)で迎えた第3クォーターにサンズが反撃。グレイソン・アレンのダンクを皮切りに、デビン・ブッカーのフリースロー2本、アレンの長距離砲2本、ケビン・デュラントのダンクで追いつき、残り8分45秒にブッカーのショットが決まり、14-0のランで一気に逆転。

 するとそこから両チームのゲームは僅差の展開が続くも、1点ビハインドで迎えた試合時間残り5分のクラッチタイムでレイカーズが攻め立てる。レブロン・ジェームズのアシストでアンソニー・デイビスがレイアップ、レブロンがフリースロー2本を決めると、ブッカーのフリースロー2本を挟んでレブロンがジャンパー、レイアップを決める。

 サンズがデュラントのジャンパー、ブッカーのレイアップで1点差まで詰め寄るも、残り15.0秒にオースティン・リーブスが右ウイングから決勝弾となる3ポイントを決めて勝負あり。

 レイカーズはレブロンが31得点8リバウンド11アシスト5スティール、デイビスが27得点15リバウンド2ブロック、リーブスが20得点6リバウンド。また、復帰した八村塁が7得点2リバウンド、トーリアン・プリンスが3スティール、ジャレッド・バンダービルトが4本のオフェンシブ・リバウンドを含む6リバウンドに1スティール。

 なかでもレブロン(38歳)は、レイカーズの選手として1987年のアービン“マジック”ジョンソン以来初となる30得点10アシスト5リバウンド5スティールをクリア。さらに35歳以上で30得点10アシスト5リバウンド5スティール以上を残した唯一の選手に。

「世界には最も支配力を持つ競争相手が何人かいる。もし何か大きな意味を持つ、あるいはインセンティブをかけてプレーする機会を与えられれば、手に入れてみせるさ。インシーズン・トーナメントというのはそういうもので、俺たちには全米中継される大舞台で、家族やコミュニティ、出身地を代表してプレーする機会を手にしたんだ」(レブロン)

 準決勝へと駒を進めたレイカーズは、8日にネバダ州ラスベガスのTモバイル・アリーナで、ニューオーリンズ・ペリカンズとファイナル進出をかけて激突。ザイオン・ウィリアムソンブランドン・イングラムCJ・マッカラムを中心に、サクラメント・キングスを下したペリカンズとレイカーズの一戦も必見だ。

レブロン・ジェームズの関連記事