2023.12.11

ジャ・モラント、25試合出場停止から復帰近づく…今後の成功に向けてコミッショナーと面会へ

NBAのアダム・シルバーコミッショナーと面談することが報じられたグリズリーズのモラント [写真]＝Getty Images

Meiji

某ストリートメディアのシニア・エディターを経験後、独立。ひとつのカルチャーとしてバスケットボールを捉え、スポーツ以外の側面からもNBAを追いかける。

　NBA2023－24シーズンは、レギュラーシーズンの約4分の1を消化。大方のパワーランキングは固まりつつあるものの、下位に沈むチームにもまだ挽回の余地が残されている。

　昨シーズンをウェスタン・カンファレンス2位で終えたメンフィス・グリズリーズは12月11日（現地時間10日）時点でプレーオフ圏外の13位に沈む。しかし、25試合の出場停止処分をまもなく終えるジャ・モラントがチームに合流する見込みで、テイラー・ジェンキンスヘッドコーチはこれを機に復調のきっかけをつかみたいところだろう。

『The Athletic』によると、NBAのアダム・シルバーコミッショナーはモラントとの面会を予定しているという。

「私はこの状況を注意深く観察してきました。我々は彼に対して、過去数週間にわたりプログラムを提供していますが、私の知る限り、彼は求められたすべての事柄に従っています。モラント復帰前に今週中に少なくとも一度、直接話しをする予定です。我々はプログラムを見直し、彼が今後、成功するための条件が整っていることを確認することになります」

　モラントは昨シーズン、デンバーへ遠征した際、ナイトクラブで銃器を所持したことにより、8試合の出場停止処分を受けた。しかし、その注意勧告に懲りることなく、友人とのドライブ中に助手席から拳銃と思しきものを片手にライブ配信を行い、大きな批判を集めた。

　モラントは早ければ、12月20日（同19日）に予定されているニューオーリンズ・ペリカンズ戦で今シーズン最初の試合に出場する資格を与えられる。

　モラントの不在で大きくバランスを崩してしまったグリズリーズにとって、改心したエースの復帰が復調のカギを握る。

文＝Meiji