2023.12.18

自己最多の47得点、第3Qに26得点を奪ったキーガン・マレー「絶好調になって…」

キングスのマレー(写真はネッツ戦)[写真]=Getty Images
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 昨シーズン。サクラメント・キングスのキーガン・マレーは平均29.8分12.2得点4.6リバウンド1.2アシストに3ポイントシュート成功率41.1パーセント(平均2.6本成功)を残してプレーオフ進出へ貢献し、オールルーキーファーストチームに選ばれた。

 そしてマレーは、2017-18シーズンにユタ・ジャズのドノバン・ミッチェル(現クリーブランド・キャバリアーズ)が記録した187本を大きく上回る206本の3ポイントシュートを決め切り、新人としてのレギュラーシーズン歴代最多成功数をマーク。

 ところが、2年目となった今シーズンは10、11月に平均2ケタ得点こそ残すも、フィールドゴール成功率はいずれも4割未満、3ポイントシュート成功率でも35.0パーセントを切っていた。

 23歳のフォワードは12月13日(現地時間12日、日付は以下同)のロサンゼルス・クリッパーズ戦、15日のオクラホマシティ・サンダー戦では計7本放った長距離砲をすべて落としていたものの、17日のユタ・ジャズ戦で驚異的なスコアリングショーを披露。

 この日も先発出場したマレーはフィールドゴール成功率69.6パーセント(16/23)、3ポイントシュート成功率80.0パーセント(12/15)、フリースロー成功率75.0パーセント(3/4)と大当たりで、昨シーズンに記録したキャリアハイ(30得点)を大きく上回る47得点に8リバウンド2アシスト2スティールと大爆発し、チームの勝利(125-104)に大きく貢献してみせた。

 その間、NBA新記録となる11本連続で3ポイントシュートを放り込み、第3クォーターには7本の長距離砲をノーミスでリングへ沈めてフランチャイズ史上最多となる26得点を1人でたたき出した。

 第3クォーターに魅せたスコアリングショーについて、試合後マレーは平均23.5得点をマークしたアイオワ大学2年目を思い出したと話していた。

「カレッジ最後の年を思い出したよ。絶好調になって、ちょっとだけ気絶していたのかもしれない。すべて入るかもしれない感じだった。それが第3クォーターで起きたんだ」

 18日を終えた時点でウェスタン・カンファレンス5位の15勝9敗を残すキングスで、マレーはディアロン・フォックス(平均30.1得点)、ドマンタス・サボニス(同18.5得点)に次ぐチーム3位の同15.5得点をマーク。

 12月に入って7試合で平均19.7得点にフィールドゴール成功率53.3パーセント、3ポイントシュート成功率50.0パーセントと調子を上げているだけに、3番手の得点源ながら相手チームにとっては厄介な選手と言っていいだろう。

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