2024.01.24
1月17日(現地時間16日、日付は以下同)、渡邊雄太所属のフェニックス・サンズは、ホームのフットプリント・センターでサクラメント・キングスと対戦した。
これまで2連勝と波に乗っているサンズはこの試合も“ビッグ3”が揃い踏みし、ケビン・デュラント、デビン・ブッカー、ブラッドリー・ビール、グレイソン・アレン、ユスフ・ヌルキッチの5名が先発に名を連ねた。なお、渡邊は体調不良のため欠場している。対するキングスのスターティングラインナップはドマンタス・サボニス、キーガン・マレー、ケビン・ハーター、ディアロン・フォックス、ハリソン・バーンズの5名。
21勝18敗でウェスタン・カンファレンス8位(16日終了時点)につけているサンズは、12日のロサンゼルス・レイカーズ戦、15日のポートランド・トレイルブレイザーズ戦と、その高いオフェンス力を遺憾なく発揮して大勝を続けている。対するキングスは現在23勝16敗で同5位と好調だが、15日のミルウォーキー・バックス戦ではオーバータイムにもつれた激しい戦いの末、デイミアン・リラードに逆転ブザービーターを沈められ悔しい敗戦を喫している。ともにシーズン後半に向けて波に乗るために、勝利を譲れない大切な一戦となった。
得点源を多く抱えるチーム同士の対決となったが、最初にペースを掴んだのはキングスだった。サンズがシュートに苦しむ中でフォックスやバーンズがコンスタントに得点を重ね、第1クォーターを29-37とキングスの12点リードで終える。第2クォーターになってもサンズはキングスの流れを止めることができず、クォーター中盤には0-11のランを許してしまう。前半だけで3ポイント8本中6本の成功を含む20点をマークしたアレンを中心に食い下がるが、この日は“ビッグ3”がなかなか爆発せず、51-68とビハインドを17点に広げられた状態で試合を折り返した。
後半で流れを変えたいサンズだが、“ビッグ3”の一角をなすビールがこの日は3ポイント4本すべて失敗と大ブレーキ。連勝した直近の2試合で3ポイント成功率8割を誇っていたオフェンスの核が不調のまま、チームも波に乗れない時間が続く。ブッカーやアレンが気を吐くもゲームの流れが変わらず、84-96と12点を追いかける形で最終クォーターに臨んだ。
第4クォーターに入ると、一時は最大22点ビハインドとなったが、ペースを取り戻したサンズが一気に流れを掴む。アレン、デュラント、さらにベンチ出場のエリック・ゴードンが立て続けに3ポイントを沈めると、サンズは第4クォーターの8分間で26-8のランを見せ、試合残り約45秒で同点に追いつきキングスの背中をとらえた。同点で迎えた残り1秒、フォックスのファウルでフリースローを獲得したデュラントが落ち着いて2本とも沈め、119-117でサンズが逆転勝利を決めた。
3連勝と勢いの止まらないサンズは、アレンがチームハイの29得点6リバウンド6アシスト、デュラントが27得点5リバウンド4アシスト、ブッカーが16得点11アシストをマーク。一方で2試合連続で逆転負けを喫したキングスは、フォックスが33得点6アシスト、サボニスが22得点12リバウンド11アシストを記録した。
■試合結果
フェニックス・サンズ 119-117 サクラメント・キングス
PHX|27|24|33|35|=119
SAC|39|29|28|21|=117
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