2024.02.21
2月4日(現地時間3日)、NBAのレギュラーシーズンが行われ、ゴールデンステイト・ウォリアーズがアトランタ・ホークスとアウェーで対戦した。
この試合ではウォリアーズのエース、ステフィン・カリーがハイパフォーマンスを披露。第3クォーターまでで30得点を奪ったカリーは、第4クォーターでさらにギアを上げ、22得点と躍動する。試合残り14秒には勝ち越しのフローターショットも決めるが、土壇場でホークスに追いつかれ、試合はオーバータイムへ。延長戦でも2本の3ポイントを含む8得点とチームをけん引したが、最後は134-141でホークスに敗れた。
現在35歳のカリーは、自身のキャリアハイである62得点にはわずかに届かなかったものの、3ポイント10本成功で60得点をマーク。複数試合で60得点を記録したNBA史上10人目の選手となった。
また、カリーは1試合で60得点以上、3ポイント成功10本以上を記録した3人目の選手となり、過去2度達成しているデイミアン・リラード(ミルウォーキー・バックス)、今年1月23日に達成したばかりのカール・アンソニー・タウンズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)に続く記録となった。
さらに、カリーの記録達成はこれだけではなく、35歳以上で60得点以上を達成した史上2人目の選手にも名を連ねた。この記録を過去に唯一達成したのは、ロサンゼルス・レイカーズ一筋で20シーズンを戦い抜き、当時37歳で引退試合に臨んだコービー・ブライアントだ。ファンの記憶に強く刻まれた“引退試合での60得点ゲーム”に続き、稀代のスーパーシューターが偉大な記録を成し遂げた。
今シーズンのNBAでは、1選手が60得点以上を記録したゲームがすでに6回も達成されており、これはリーグの歴史でも3番目に多い数字だ(1961-62シーズンは17試合、1962-63シーズンは9試合)。大量得点する選手がハイペースで現れている今季だが、既述したタウンズの62得点、1月27日のデビン・ブッカー(フェニックス・サンズ)の62得点、今回のカリーの60得点と、3選手が試合には黒星を喫している。
NBAの長い歴史の中でも、60得点以上を記録したにも関わらず、その試合に敗れる選手が複数人現れるのは、史上初めてのことだという。しかし、わずか13日間で3度も不名誉な記録が達成されており、せっかくの大活躍にケチがつくのは選手としても避けたいはずだ。
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