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サンアントニオ・スパーズのビクター・ウェンバンヤマが、2月24日(現地時間23日、日付は以下同)のロサンゼルス・レイカーズ戦で27得点10リバウンド8アシスト5スティール5ブロックを記録した。
チームはこの試合を118-123で落として3連敗。ウェスタン・カンファレンス最下位の11勝46敗に沈むも、20歳の大物ルーキーは1試合に5部門で5以上をクリアする“5x5”を達成。スティールとブロックが公式スタッツになった1973-74シーズン以降、NBA史上15人目、22度目という快挙となった。
これは2019年1月2日にポートランド・トレイルブレイザーズのユスフ・ヌルキッチ(現フェニックス・サンズ)がサクラメント・キングス戦で24得点23リバウンド7アシスト5スティール5ブロックをマークしてからは初。
しかも、ウェンバンヤマ(20歳と50日)はアンドレイ・キリレンコ(元ユタ・ジャズほか/22歳と288日)を大きく塗り替えて史上最年少記録を更新。さらに30分55秒のプレータイムで達成したことで、マーカス・キャンビー(元ニューヨーク・ニックスほか/34分)をも下回る史上最短時間で“5x5”に到達してみせた。
なお、『The Washington Post』によると、この日ウェンバンヤマが残した27得点10リバウンド8アシスト5スティール5ブロックを上回るスタッツを残したのは1990年までさかのぼるという。アキーム・オラジュワン(元ヒューストン・ロケッツほか)が29得点18リバウンド9アシスト5スティール11ブロックという超絶スタッツを記録していた。
ちなみに、ウェンバンヤマは23日のキングス戦でも19得点13リバウンド4アシスト5スティール5ブロックを残しており、2戦連続で5スティール5ブロック以上を奪ったのはマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)以来、NBA史上わずか2人目だと『StatMuse』が報じている。
レイカーズ戦で、224センチの大物新人はアリウープダンクや3ポイントシュートを決めたほか、ダブルチームされてから冷静にパスをさばいて味方の得点機会を演出し、ショットブロックしてそのままトランジションに持ち込むなど多方面にわたる活躍でスパーズを引っ張ってみせた。
勝利には届かなかったとはいえ、ウェンバンヤマはオールスターブレイク以降も驚異的なパフォーマンスを見せていると言っていい。
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