2024.03.29

延長の末大金星再び…ヤングを欠くホークスがフルメンバーのセルティックスに2連勝

ホークスを勝利に導いたデジャンテ・マレー [写真] = Getty Images
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 3月29日(現地時間28日、日付は以下同)、アトランタ・ホークスは、ホームでボストン・セルティックスと対戦した。3日前にも同カードの試合がおこなわれており、26日の試合ではホークスが120-118でイースタン・カンファレンス1位の強豪セルティックスに大逆転勝利を挙げている。

 再び強豪を撃破しポストシーズンに向けて流れに乗りたいホークスは、デジャンテ・マレーボグダン・ボグダノビッチディアンドレ・ハンター、ビト・クレイチ、クリント・カペラが先発出場した。エースのトレイ・ヤングは左手の負傷により2月末より欠場が続いている。対するセルティックスは、ジェイソン・テイタムデリック・ホワイトクリスタプス・ポルジンギスジェイレン・ブラウンドリュー・ホリデーがスターティングラインナップに名を連ねた。

 試合は序盤から一進一退の攻防となった。ポルジンギスやテイタムが着実に得点を重ねてリード奪取を図るセルティックスに対し、マレーが要所でスコアリングし食らいつく。第1クォーターを28-29のホークス1点ビハインドで終えると、第2クォーターも同様の展開が続いた。前半だけで13回ものリードチェンジがおこなわれた結果、59-63でセルティックスが4点のリードを奪った形で試合を折り返した。

 後半がはじまると、第3クォーターだけで4本の3ポイントを沈めたハンターを筆頭にホークスは長距離砲を中心に得点を重ねる。一方のセルティックスもホワイトやホリデーが応戦し、このクォーターは互いに3点以上のリードを許さない大接戦となった。89-90のホークス1点ビハインドで迎えた第4クォーターも攻守両面で激しい戦いは続き、残り40秒でブラウンが3点差のリードを奪うも、残り27秒でボグダノビッチが3ポイントを沈め再び試合をイーブンに戻す。そのまま全てのクォーターを終え、112-112で試合は延長戦に突入した。

 オーバータイムの5分間、マレーは3ポイント1本の成功を含めホークスの全得点を自身で決めるという大車輪の活躍を見せる。大接戦の中、マレーの連続得点で試合終了間際までリードを保っていたホークスだったが、残り6.2秒でブラウンに逆転のジャンプショットを沈められる。しかし、121-122で迎えたホークス最後のオフェンスでマレーがホリデーの上からジャンプショットを沈め、残り0.1秒で再逆転に成功。そのまま試合終了となり、123-122でホークスが大激戦を制した。

 この試合の勝利で4連勝となったホークスは、マレーがキャリアハイの44得点に加え7リバウンド7アシストを記録。なお、マレーのシュート試投数は44本にものぼり、44本以上の試投で44得点というスコアは2002年のコービー・ブライアント以来の低い数字となった。現地メディア『CLUTCHPOINTS』によれば、マレーは「コービーも僕のことを誇りに思ってくれているはず」とコメントしたという。

 ホークスは次戦、31日にホームでミルウォーキー・バックスを迎え撃つ。

■試合結果
アトランタ・ホークス 123-122 ボストン・セルティックス
ATL|28|31|30|23|11|=123
BOS|29|34|27|22|10|=122

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