2024.03.27

前半に背負った30点差を挽回…ホークスがセルティックス相手にホームで大逆転勝利

ホークスのマレー(左)とセルティックスのブラウン(右)[写真]=Getty Images
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 3月26日(現地時間25日、日付は以下同)にホームのステイトファーム・アリーナで行われたボストン・セルティックス戦。アトランタ・ホークスは序盤から主導権を握られ、前半残り4分23秒でアル・ホーフォードに3ポイントシュートを決められ、30点差(38-68)をつけられてしまう。

 相手はリーグベストの戦績を残すセルティックス。9連勝中で、ここ22戦で20勝2敗と圧倒的な強さを誇り、すでに「NBAプレーオフ2024」出場も決めている優勝候補であり、ホークスはオールスターガードのトレイ・ヤングやビッグマンのオニエカ・オコング、ウイングのサディーク・ベイもケガで欠く苦しい状況にあった。

 それでも、ホークスはそこから徐々に挽回。9連続得点で前半を締めくくり、第3クォーターを終えて6点ビハインドとすると、最終クォーター序盤にブルーノ・フェルナンドとボグダン・ボグダノビッチのレイアップ、ギャリソン・マシューズの長距離砲が決まって残り約10分で逆転。すると両チームはリードが入れ替わるシーソーゲームを演じ、残り1分にデジャンテ・マレーのレイアップが決まってホークスが1点をリード。セルティックスはジェイレン・ブラウンが3ポイントを落とし、ホークスが点差を広げる絶好のチャンスを迎えた。

「彼(マレー)が僕へパスしてくれれば、打つつもりでいた。彼(クリント・カペラ)がリバウンドを奪って僕へ出してくれたから、あれを打ったのさ」

 そう語ったディアンドレ・ハンターは、オフェンシブ・リバウンドをもぎ取ったカペラのパスを受け取り、残り9.2秒にトップ・オブ・ザ・キーからリードを4点へ広げる貴重な3ポイントを放り込み、最終スコア120-118でホークスが制した。

 ホークスのクイン・スナイダーHC(ヘッドコーチ)は、決勝弾となったハンターのショットを「彼がためらうことはなかった。自信をもってショットを放った。そして私も彼には自信をもっていた」と語り、勝利を喜んだ。

 ホークスはハンターが24得点7リバウンド3アシスト、ボグダノビッチが22得点、マレーが19得点5リバウンド15アシスト3スティールを残すなど計6選手が2ケタ得点。

 『NBA History』によると、この日のホークスは1997-98シーズンにプレー・バイ・プレーを導入後、30点差以上をつけられながら大逆転勝利を飾った6チーム目。直近では2022年1月26日にロサンゼルス・クリッパーズがワシントン・ウィザーズ相手に35点差を挽回して勝利して以来初の大逆転劇となった。

 2連勝としたホークスは、27日を終えた時点でイースタン・カンファレンス10位の32勝39敗。4シーズン連続のプレーオフ出場に向けて、プレーイン・トーナメント出場圏内をキープしている。

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