2024.06.17
4月17日(現地時間16日)。ゴールデンステイト・ウォリアーズは3シーズン連続のプレーオフ出場を目指し、サクラメント・キングスとのプレーイン・ゲームへ臨むも、45分間以上に渡ってリードを許し、94-118で敗れたことで2023-24シーズンが終わりを告げた。
この日スターターとして出場したクレイ・トンプソンは、繰り出したショットがことごとくリングに嫌われてしまい、フィールドゴール10本(うち3ポイントシュートは6本)すべてをミスし、まさかの無得点に4リバウンド1アシストと沈黙。
とはいえ、この試合でトンプソンは22得点したステフィン・カリー(36分28秒)、12得点6アシスト2スティールのドレイモンド・グリーン(35分03秒)に次ぐチーム3位の31分36秒に出場。第4クォーター残り6分21秒に10本目のショットを落とした後もプレーを続け、残り2分13秒にカリー、グリーン、クリス・ポール、ジョナサン・クミンガとともに下がり、ベンチで試合終了の瞬間を見届けた。
NBAキャリア13年目(実働11年)のトンプソンにとって、無得点に終わったのはわずか5度目のことで、スティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)就任後では2度目のことだった。
「これも人生なのさ。ここでたくさん成功を収めてきたから、将来どんなことが起ころうと、ウォリアーズのユニフォームを身にまとって達成できたことで僕を不機嫌にさせることはない。そのことに入り浸ろうともしない」
試合後にそう語ったトンプソンは、今シーズン終了後に契約満了を迎える。シーズン前あるいはシーズン中に延長契約を締結できなかったため、制限なしフリーエージェント(FA)として今夏を迎えることとなる。
ウォリアーズは今年2月にカーHCと延長契約を結んだことで、カリー、グリーン、アンドリュー・ウィギンズとともに2025-26シーズンまで契約下に入ることとなった。
2月に34歳を迎えたトンプソンは、ウォリアーズでカリー、グリーンと計4度の優勝を飾り、3人がそろって出場したプレーオフの試合で計98勝もしてきた。これはトリオとしてNBA歴代3位に入るほどの素晴らしい実績となっている。
キングス戦がウォリアーズにおけるラストゲームになる可能性があるとささやかれているなか、カーHCは「彼にはまだ数年残されている。この組織にいる全員の思いを代弁する。我々は彼に戻ってきてほしい。クレイがこのフランチャイズでどれほど大きな存在か、依然として優れた選手であることもわかっているからこそ、彼には是非とも戻ってきてほしい」と口にしていた。
また、カリーも「あの2人(トンプソンとグリーン)なしで自分を想像することなんてできないよ…。僕らは一緒になってものすごく多くの経験を積んできた。彼らが勝ちたがっているのは分かっている。僕だって勝ちたいんだ」と、トンプソンと再び同じチームでプレーすることを心底望む言葉を発していた。
ウォリアーズはトンプソンが制限なしFAになるほか、来シーズンの契約が無保証のポール、プレーヤーオプションのゲイリー・ペイトン二世、ダリオ・シャリッチらがFAになるため、オフシーズンにどんな動きを見せるかも注目していきたい。
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