2024.04.19
2月28日(現地時間27日、日付は以下同)のワシントン・ウィザーズ戦。ゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリーは前半でまさかの無得点、試合全体でもフィールドゴール成功率28.6パーセント(6/21)の計18得点に5リバウンド6アシストとショット不発に終わるも、チームは123-112でウィザーズに勝利した。
「先発だろうとベンチだろうと関係ない。…彼は今でもクレイ・トンプソンなんだ」とカリーが試合後に話したとおり、この試合ではウォリアーズが誇る“スプラッシュ・ブラザーズ”の相棒トンプソンが6本の3ポイントシュート成功を含むチームトップの25得点に3リバウンド4アシストの活躍を見せた。
トンプソンは16日のユタ・ジャズ戦で先発からベンチスタートとなり、シックスマンへ転向。するとこの試合で7本の長距離砲を放り込み、今シーズン最多の35得点と奮起。
ウィザーズ戦を終えて5戦連続でシックスマンとして出場した34歳のベテランガードは、その期間に平均19.8得点にフィールドゴール成功率47.9パーセント、3ポイントシュート成功率44.9パーセントと、先発時の同17.0得点にフィールドゴール成功率41.5パーセント、3ポイントシュート成功率36.8パーセントをも上回る成績を残している。
この試合で、ウォリアーズはクリス・ポールが左手骨折から待望の復帰を飾り、ベンチスタートで9得点4リバウンド6アシスト4スティールを残して勝利に貢献。
「このチームはベンチからバックコートとして(将来の)殿堂入り選手たちが出てくる。こんなレアなことはないからこそ、僕らは誇りをもっている」とトンプソンは自信を見せていた。
ウォリアーズはカリー、ドレイモンド・グリーン、アンドリュー・ウィギンズとともに、2年の延長契約を結んだスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)も2025-26シーズンまで契約下へ置くことに成功。
その一方で、トンプソンは今シーズン終了後に契約満了を迎える。28日に『The Athletic』へ公開された記事のなかで、シックスマンへ割り当てられたことがチームへ戻りたいという思いを変えることになるかと聞かれ、こう切り返していた。
「いや、そうでもない。すべてのオプションを検討しなきゃいけないけど、僕は是非ともずっとウォリアーでいたいね。何が起ころうと、あと数年はプレーできる。だからこそ、毎秒を楽しもうとしている。40歳までプレーしたいかどうかは分からないけどね」
トンプソンの今シーズンの年俸は4321万9440ドル(約64億8291万6000円)。さすがに来シーズン以降もこの高額年俸を手にすることは難しいだろうが、減俸であれば、ウォリアーズでNBAキャリアを続ける可能性は十分あるのではないだろうか。
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