2024.04.25
4月25日(現地時間24日、日付は以下同)。NBAの2023-24シーズンにおける最優秀シックスマン賞が発表され、ミネソタ・ティンバーウルブズのナズ・リードが選ばれた。
ウルブズの選手として球団史上初の同アウォードに輝いたリードは、キャリア5年目の今シーズンに81試合へ出場し、いずれもキャリアハイとなる平均24.2分13.5得点5.2リバウンド1.3アシストを残したほか、3ポイントシュートでも自己最高となる平均試投数(5.0本)と同成功数(2.1本)、成功率(41.4パーセント)をマーク。
Big Jelly's time has come 🍇
Naz Reid wins the 2023-24 #KiaSixth Man of the Year! pic.twitter.com/PsmEKUpqG2
— NBA on TNT (@NBAonTNT) April 24, 2024
なお、この日NBAは同アウォードの投票結果も合わせて発表したのだが、先日リードとともにファイナリストとして名を連ねたマリーク・モンク(サクラメント・キングス)と大激戦を繰り広げていた。
5ポイントが加算される1位票ではリードの45に対してモンクが43だったものの、3ポイントが加算される2位票は39、1ポイントが加算される3位票でも10と、両選手とも同じ得票数を獲得し、合計ポイントはリードの計352ポイントに対してモンクが計342ポイントという僅差だった。
『NBA Communications』によると、1位と2位の選手が10ポイント差に終わったのは、2002-03シーズンから現行フォーマットの投票に変更後としては最少で、史上稀に見る大混戦だったという。
キングス在籍2年目となった今シーズン。モンクは昨シーズンと同様に出場した全試合でシックスマンを務め、どちらもキャリアハイとなる平均15.4得点5.1アシストを記録。
ベンチスタートで挙げた得点は2シーズン連続でリーグトップに立ったほか、ベンチから出場した選手として今シーズンはアシスト数とクラッチシチュエーション(試合時間残り5分で5点差以内)における得点でもリーグ1位に立ち、ベンチスタートで1000得点、350アシスト以上を残したルー・ウィリアムズ(元ロサンゼルス・クリッパーズほか)以来初の選手にもなった。
リードとモンクの10ポイント差は、2つの1位票のみ。両選手の明暗を分けたのはどんな要素だったのか。ウェスタン・カンファレンス3位の56勝26敗で球団史上2位の好成績を残したウルブズに対し、キングスは同9位の46勝36敗だったこと。そしてリードは81試合に出場したものの、モンクは3月30日に右ヒザ内側側副靱帯を負傷してしまい、レギュラーシーズン最後の9試合へ出場できなかったことが投票結果に響いたのだろう。
今シーズンの最優秀シックスマン賞の投票結果は下記のとおり。
※所属チーム名は略称、カッコ内の数字が1位票獲得数
1位.ナズ・リード(ウルブズ):計352ポイント(45)
2位.マリーク・モンク(キングス):計342ポイント(43)
3位.ボビー・ポーティス(バックス):計81ポイント(5)
4位.ノーマン・パウエル(クリッパーズ):計65ポイント(2)
5位.ボグダン・ボグダノビッチ(ホークス):計40ポイント(4)
6位.ホセ・アルバラード(ペリカンズ):3ポイント
7位.ラッセル・ウェストブルック(クリッパーズ):2ポイント
ー位.TJ・マッコネル(ペイサーズ):2ポイント
9位.ジョナサン・アイザック(マジック):1ポイント
ー位.ハイメ・ハケスJr.(ヒート):1ポイント
ー位.ティム・ハーダウェイJr.(マーベリックス):1ポイント
ー位.ボーヤン・ボグダノビッチ(ニックス):1ポイント
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