2024.06.17

第4戦で「とどめを刺したかった」テイタム…3勝1敗で臨む次戦でコービー超えなるか?

26歳以下の選手としてNBAプレーオフ歴代最多得点が近づくテイタム[写真]=Getty Images
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 ボストン・セルティックスは、ダラス・マーベリックスとの「NBAファイナル2024」で3連勝を飾ってNBAチャンピオンに王手をかけた。だが4戦全勝のスウィープ突破をかけて臨んだ6月15日(現地時間14日、日付は以下同)の第4戦を84-122で大敗した。

 この日セルティックスはジェイソン・テイタムがチーム最多の15得点5リバウンド2ブロックに3アシストを残し、計5選手が2ケタ得点に達したとはいえ、最初の3戦でいずれも100得点未満に抑えられていたマブスのオフェンスが爆発し、大量失点を喫することに。

 舞台はアメリカン・エアラインズ・センターからセルティックスのホームアリーナ、TDガーデンへ移し、18日にシリーズ第5戦が行われる。その試合を翌日に控えた17日、テイタムはこんな言葉を残していた。

「第4戦が終わって、(ジョー・マズーラHCが)僕らへ楽しむことを思い出させてくれたと思う。自分たちは(第4戦で)とどめを刺したかったし、なんとしてでも勝ちたかった」

「今日、このチームにいる1人1人が重要で、僕らは全員がお互いのことを必要としているんだと気付かされた。それはこのチームにとって本当に重要なことだと思っている」

 18日にホームでマブスに勝利することができれば、セルティックスは球団史上18回目、ロサンゼルス・レイカーズと並んでいた17回を抜き、NBA歴代単独トップの優勝回数に到達することとなる。

 そのチームで主軸を務めるテイタムは、ファイナルでチートップのシリーズ平均39.0分7.8リバウンド6.3アシスト、ジェイレン・ブラウン(平均20.8得点)に次ぐ20.0得点を記録。NBA入り後、毎年プレーオフへ出場してきたテイタムは、今年のファイナル第4戦を終えた時点で通算112試合に出場してキャリア平均23.9得点7.9リバウンド4.8アシストを残していて、通算2680得点まで伸ばしている。

 26歳と106日で第5戦に臨むオールスターフォワードは、26歳以下の選手として残したプレーオフ通算得点でNBA歴代2位におり、すでにこの条件でレブロン・ジェームズ(レイカーズ/2578得点)を突破。

 テイタムの上にいるのはコービー・ブライアント(元レイカーズ)が保持する2694得点のみ。テイタムが次戦で15得点以上を残すことになれば、26歳以下の選手としてプレーオフ歴代最多得点記録を塗り替えるだけに、セルティックスが誇るエースのパフォーマンスは必見だ。

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