2024.06.13

NBA史上9チーム目…セルティックスが怒濤の10連勝で通算18度目の優勝に王手

セルティックスがファイナルで3連勝を飾った[写真]=Getty Images
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 ボストン・セルティックスは、6月13日(現地時間12日、日付は以下同)に敵地アメリカン・エアラインズ・センターで「NBAファイナル2024」第3戦へ臨み、ダラス・マーベリックスとの激戦を106-99で勝ち切った。

 セルティックスは第1クォーター途中に13点を追う展開に陥るも、そこからすぐさま反撃して1点差まで追い上げて第2クォーターへ持ち込み、前半を1点ビハインド(50-51)で終えると、第3クォーターで突き放して15点差(85-70)で最終クォーターへ突入。

 第4クォーター残り11分7秒にこの試合最大の21点差までリードを広げたのだが、そこからマブスがホームで猛反撃へ転じ、残り3分37秒にはこの日ゲームハイの35得点を奪ったカイリー・アービングのプルアップジャンパーで1点差まで詰め寄られた。

 だがそこからジェイレン・ブラウンのティップショット、デリック・ホワイトの3ポイントシュートでリードを広げた。粘るマブスはカイリーのアシストからデレック・ライブリー2世がダンクをたたき込んで2点差とするも、ブラウンが残り約1分にプルアップジャンパーを突き刺して勝負あり。

 セルティックスはクリスタプス・ポルジンギスが左足の後脛骨腱脱臼のため欠場するなか、ジェイソン・テイタムが31得点6リバウンド5アシスト、ブラウンが30得点8リバウンド8アシスト、ホワイトが16得点5リバウンド4アシスト2ブロックを残すなど、計6選手が8得点以上をマーク。

 21点差から猛追されてリードを失いかけた試合だったが、テイタムはこう話していた。

「あまり考えすぎないようにしている。バスケットボールの試合はランの応酬なんだ。予想していたとおりに進んでいくことなんてない。チャンピオンになりたいなら、こうした状況下でしぶとくやらないといけない。で、今夜の僕らはやってのけたのさ」

 この勝利によって、セルティックスはイースタン・カンファレンス・セミファイナル第3戦(対クリーブランド・キャバリアーズ)から怒濤の10連勝。単年のプレーオフで10連勝以上を飾ったのは、NBA史上9チーム目。

 NBAプレーオフの4戦先勝シリーズで、3勝0敗になった156チームはこれまで4連敗を喫したことがなく、いずれも制してきた。ファイナルという大舞台でも14勝0敗のため、データ上ではセルティックスの優勝は限りなく近くなったと言っていい。

 15日のシリーズ第4戦で、セルティックスが4勝目を挙げてマブスを下すことになれば、優勝回数でロサンゼルス・レイカーズを抜き、NBA史上最多の18回目のチャンピオンシップ獲得となる。

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