2022.06.16
6月9日に行われたNBAファイナル第3戦を116-100で制し、ゴールデンステイト・ウォリアーズを相手に2-1とリードしているボストン・セルティックス。チームのエースであるジェイソン・テイタムが、第4戦を前に『ESPN』のインタビューに応じ、自身の母や息子との関係について語っている。
From watching Kobe highlights before big games, to initially wanting to name “Deuce” something else, to his relationship with Jaylen Brown.
An insightful, fascinating conversation with Jayson Tatum on NBA Today: pic.twitter.com/oH7Etu315n
— Malika Andrews (@malika_andrews) June 9, 2022
テイタムの母であるブランディ・コールはシングルマザーであり、複数の仕事を掛け持ちしながら彼を育て上げたという。司会を務めたマリカ・アンドリュース氏が「彼女はあなたに何もあげないようにしていたと聞きましたが、そのことはどのように活かされていますか?」と話を切り出すと、テイタムは母への感謝を語った。
「言い訳をさせてくれませんでしたね。どんな状況であれ、現実の世界で僕に遠慮してくれる人なんていないのだから、欲しいものはなんでも自分で勝ち取らないといけない。幼い頃から母がそのことを教えてくれたから、今でもその精神を持ち続けています」
事実、テイタムは高校時代にマクドナルド・オール・アメリカンに選出され、年間最優秀選手にも選ばれるなど、リーグ入りする前からその地位を実力で勝ち取ってきた。「選手として、人間としての私の進歩に大きくつながりました」と語るように、コールの教育法は彼を素晴らしい人生へと導いたと言っていいだろう。
また、会場で頻繁に姿を見せるテイタムの息子の話題を投げかけたアンドリュース氏。テイタムは”デュース”(息子のニックネーム)とウォームアップを行う姿がしばしば映されているが、テイタムは「だって彼はスターですから」と、思わず笑みをこぼした。
「彼は勝手を知っているかのようにコート上を歩き回りますね。彼は僕とウォームアップをして、試合後はロッカールームにやってくる。ごく自然のように。でも、僕らはそのやり方に慣れています。僕たちの絆は、彼が年を重ねるにつれて、僕のキャリアとともに成長してきたようなものです」
11日(現地時間10日)には優勝に王手をかけるチャンスの第4戦に臨むテイタム。今プレーオフに入ってから平均26.3得点6.5リバウンド6.2アシストと優秀なスタッツを残せているのも、母から受け継いだメンタリティーや息子の存在のおかげなのかもしれない。
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