2024.11.04
昨シーズン。サクラメント・キングスは2年連続のプレーオフ出場を目指して戦うも、ウェスタン・カンファレンス9位の46勝36敗に終わり、プレーイン・トーナメントの第8シード決定戦でニューオーリンズ・ペリカンズに敗れ、あと一歩でプレーオフを逃した。
するとチームは今夏にハリソン・バーンズをサンアントニオ・スパーズ、クリス・デュアルテをシカゴ・ブルズ、デイビオン・ミッチェルをトロント・ラプターズへトレードするなどロスターにメスを入れ、新たにデマー・デローザン、ジェイレン・マクダニエルズらを獲得し、マリーク・モンクとアレックス・レンとは再契約を結んだ。
キングスの主軸はポイントガードのディアロン・フォックスと、センターのドマンタス・サボニス。その周囲にキーガン・マレー、ケビン・ハーター、モンク、キーオン・エリス、トレイ・ライルズ、レンが支えているのだが、ストッパー候補のマクダニエルズ、ベテランスコアラーのデローザンをロスターへ加えることに成功。
地元メディア『KXTV』は、8月26日(現地時間25日)にサボニスが新加入のデローザンについてこう話していたと報じている。
「相手からすれば、僕らをガードするのはものすごく難しくなるだろうね。このチームにとっていい補強だと思う。コートでは違いを生み出し、異なった動きをすることになる。お互いの動きをよく読んでいくことでね。僕らは自分たちのスタイルでプレーしてきたけど、彼は殿堂入りレベルの何かが備わっているから」
昨シーズンのサボニスは、82試合へフル出場して平均19.4得点13.7リバウンド8.2アシストにフィールドゴール成功率59.4パーセントを記録。ダブルダブル(77回)とトリプルダブル(26回)でいずれもリーグトップに立った。
フォックス、モンクというプレーメーカーにデローザンが加わることで、キングスのオフェンス力は厚みを増し、爆発力も上がったと見ていいだろう。
キャリア15年目の昨シーズン。デローザンはブルズで平均24.0得点4.3リバウンド5.3アシスト1.1スティールを残し、リーグトップのプレータイム(平均37.8分)をたたき出していた実力者。
今月上旬に35歳を迎えたとはいえ、円熟味を増し続けるミッドレンジゲームはキングスの新たな武器となり、クラッチタイムやプレーメーキングの面でも新チームを助けることができるのではないだろうか。
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