4時間前

1006日ぶりにコートへ立ったロンゾ・ボール「これから先も絶対に忘れない瞬間になった」

待望のコート復帰を飾ったボール[写真]=Getty Images
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「キャリアをスタートさせた時と同じ体じゃない。でも僕はまだコート上で生産的かつ効果的だと思っている。だからこそ、またプレーしようと努めてきた」

 そう語ったのは、シカゴ・ブルズに所属するロンゾ・ボール。198センチ86キロのポイントガード(PG)は、2021-22シーズンに平均13.0得点5.4リバウンド5.1アシスト1.8スティールを残していた。

 だが2022年1月15日(現地時間14日、日付は以下同)のゴールデンステイト・ウォリアーズを最後に戦線離脱。左ヒザの関節鏡視下手術を3度も受けることになり、直近2シーズンを全休。

 長いリハビリの末、10月17日のミネソタ・ティンバーウルブズ戦でボールは待望の復帰が決まった。この試合の第1クォーター残り6分8秒のタイムアウト明けにボールがエンドラインからのスローインでコートに立つと、ホームのユナイテッド・センターに集まった観客から温かい拍手で迎えられた。

 実に1006日ぶりにコート復帰を飾った男は、15分7秒の出場で2本の3ポイントシュート成功を含む計10得点に1リバウンド1アシスト1スティール1ブロックで勝利に貢献。試合後、ボールはロッカールームで復帰を祝福され、ゲームボールをプレゼントされた。

「見ているよりもプレーしている方がずっといいと感じたよ。それ以外、フロアに立った時の気持ちを言葉にすることができなかったんだ。これから先も絶対に忘れない瞬間になった」

 そう話したボールは、何度も手術した左ヒザのことを考えずにプレーできただけに、プレシーズンゲーム期間ながら本人とチームの双方にとって朗報となった。

「それがポジティブなこと。特になにも感じなかったんだ。すごく良く動けていた気がした。だからここから先は(チームを)作り上げていくことだね。毎日続けていくことが大事になってくる」

 今後ブルズは19日にクリーブランド・キャバリアーズとのプレシーズンゲーム最終戦が組まれていて、24日のニューオーリンズ・ペリカンズ戦でレギュラーシーズンが開幕する。

 今シーズンはジョシュ・ギディーが先発PGを務めるとはいえ、ボールが復活してベンチから出場できるのであれば、ブルズの選手たちにとって貴重な存在になるだろう。

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