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ホークスで活躍するダイソン・ダニエルズが古巣ペリカンズを語る「あの組織は呪われている」

ホークスのダニエルズ(左)とヤング(右)[写真]=Getty Images
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■「僕は一貫したプレーができていなかった」と回想も古巣の現状を指摘

 12月15日(現地時間14日、日付は以下同)。NBAインサイダーのマーク・スタイン記者が、会員制ウェブサイト“The Stein Line”を更新し、『The People’s Insider』によるアトランタ・ホークスダイソン・ダニエルズとのインタビュー模様を報じた。

 ホークスは15日にTモバイル・アリーナ(ネバダ州ラスベガス)で行われた「エミレーツNBAカップ2024」の準決勝で、ミルウォーキー・バックスに102-110で敗れてトーナメント敗退。

 それでも、12日の準々決勝でグループリーグをイースタン・カンファレンス2位で終えたニューヨーク・ニックス相手に敵地マディソン・スクエア・ガーデンで108-100の勝利を飾り、大会ベスト4入りを果たした。

 ダニエルズはニックス戦で35分57秒プレーし、相手の得点源ジェイレン・ブランソンへ好守を見せたほか、9得点7リバウンド3アシスト2ブロックで勝利に貢献。バックスとの準決勝でも11得点8リバウンド5アシスト1スティール1ブロックと奮戦。

NBAカップ準決勝でも奮戦したダニエルズ[写真]=Getty Images

 オーストラリア出身のビッグガード(203センチ90キロ)は、ホークスで迎えたキャリア3年目の今シーズンに先発入りし、ここまで25試合に出場して平均34.0分13.4得点5.1リバウンド3.4アシスト0.9ブロックにリーグトップの3.0スティールと活躍している。

 平均ディフレクション6.5回でも堂々リーグトップに立つダニエルズは、ニックスとの準々決勝の前に応じたインタビューで、昨シーズンまでのキャリア最初の2シーズンを過ごしたニューオリンズ・ペリカンズ時代をこう明かしていた。

「ニューオーリンズにいた最初の2年間はプレーしていてハッピーではなかったね。張り詰めた状態でプレーしていたんだ。だから自分があのチームのためにもたらしていたことについてもうれしいものじゃなかった。僕は自分自身を取り戻し、フリーにプレーしたかった」

 2022年のドラフト1巡目8位でペリカンズから指名されたダニエルズは、過去2シーズンで計120試合に出場し、平均20.0分4.8得点3.5リバウンド2.5アシスト1.1スティールをマーク。

 ザイオン・ウィリアムソンブランドン・イングラムCJ・マッカラムハーバート・ジョーンズらとプレーしてきたダニエルズだが思うように機能しきれず、不完全燃焼となり、今夏のトレードでホークスへ移籍していた。

「自分のせいなんだ。僕は一貫したプレーができていなかった。最初の2年間というもの、僕は浮き沈みがあって、最高の試合もしたけど本当に酷いゲームもあった。僕としては一貫性を持つことができず、ニューオーリンズにはたくさんの選手がいたんだ」

 ペリカンズはダニエルズが絡んだトレードでホークスから元オールスターガードのデジャンテ・マレーを獲得。だがチームは今シーズンもケガ人が続出していて、15日終了時点でウェスタン・カンファレンス最下位の5勝21敗と苦戦。

 そんな古巣について、ダニエルズが「あの組織は呪われている。毎年、なにかしら新しいことが起こるんだ。あそこからいなくなれてハッピーだね」と話すと、記者から「なんで呪われているんだい?」と聞かれ、こう口にしていた。

「呪いなのさ。僕はあそこにいた時に4、5回は足首のケガをしていた。あのチームはハムストリングやヒザ、脳震盪といったようにケガが重なってしまう。どうしてかは僕にも分からない。多分ハードにプレーしているからだと思う」

 現在ペリカンズではザイオンとホセ・アルバラードがハムストリング負傷で離脱しているほか、イングラムが足首、ジョーダン・ホーキンスが背中を痛めて欠場している。

 ホークスへ移籍したからといって、今後ダニエルズがケガに見舞われない保証はないものの、ペリカンズに所属していた時はケガが重なって起きていたと感じていたのだろう。

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