2023.06.05
2月21日(現地時間20日、日付は以下同)。NBAは、リーグと選手会(NBPA)による反薬物プログラムに違反したため、ミルウォーキー・バックスのボビー・ポーティスへ25試合の出場停止処分を科すことを発表した。
この処分により、ポーティスは今月21日のロサンゼルス・クリッパーズ戦から4月7日のニューオーリンズ・ペリカンズ戦まで出場停止となり、4月9日のミネソタ・ティンバーウルブズ戦から復帰となる。
30歳のポーティス(208センチ113キロ)は、バックス在籍5年目のパワーフォワード兼センター。今シーズンはここまで46試合に出場し、平均25.2分13.7得点8.3リバウンド2.2アシストを残していた。
イースタン・カンファレンス5位のバックス(29勝24敗)には、ヤニス・アデトクンボとデイミアン・リラードを筆頭に、カイル・クーズマやブルック・ロペス、トーリアン・プリンス、ギャリー・トレントJr.らが在籍しているとはいえ、レギュラーシーズン後半戦の大半で貴重なシックスマンを欠くことに。
ポーティスは検査でトラマドールの陽性反応が出たため、25試合の出場停止処分を科されることとなったのだが、リーグから承認されている“トラドール”と呼ばれている鎮痛剤と思い、誤って“トラマドール”を服用していたとのこと。
トラドールとは異なり、トラマドールは昨年春にリーグの禁止薬物リストに加えられていた。今回の件に関して、ポーティスと彼の代理人を務める『Priority Sports』のマーク・バーテルスタインは「不用意なミス」とし、選手も球団もNBA側の決定に異議を申し立てる予定はないとしている。
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