2023.06.05
8月14日(現地時間13日)。ミルウォーキー・バックスのボビー・ポーティスが『SiriusXM NBA Radio』へ出演し、自身のNBAキャリアについて語った。
2015年のドラフト1巡目22位でシカゴ・ブルズから指名されたフォワード兼センターは、キャリア最初の5シーズンでブルズ、ワシントン・ウィザーズ、ニューヨーク・ニックスと渡り歩き、ほとんどがベンチスタートではあったものの、キャリア3年目以降は平均2ケタ得点をマーク。
「あらゆることを経験し、試験や苦難の数々を乗り越えて、このリーグで自分の居場所を見つけようとしてきた。俺はそれをここミルウォーキーで見つけたんだ」。
ポーティスがそう話したとおり、この男は一昨季にバックスへ加入すると、ヤニス・アデトクンボ、ブルック・ロペスをバックアップとして支え、攻防両面でエネルギッシュなプレーを見せて存在感を示した。
バックスはこのアデトクンボの周囲にロペス、クリス・ミドルトン、ドリュー・ホリデーらを擁し、一昨季にイースタン・カンファレンスを勝ち上がってNBAファイナルではフェニックス・サンズを4勝2敗で下してリーグを制覇。
昨季はロペスが長期離脱となり、ポーティスは72試合(うち先発は59試合)の出場で平均14.6得点9.1リバウンド1.2アシストを残し、チームの主力として戦い抜いた。
昨夏プレーヤーオプション(PO)を破棄して制限なしフリーエージェント(FA)となったあとに再契約を結んだ男は、今夏もPOを破棄して制限なしFAとなり、バックスと4年4900万ドル(約65億1700万円)で再契約。
27歳と、選手として全盛期へ突入したとも言えるポーティスは在籍3シーズン目を迎えるバックスについてこう口にしていた。
「ここが大好きなんだ。すばらしい選手たち、最高のチームメートたちがいて、彼らは皆勝ちたがっている。そんなチームにいられるなんて最高だね。彼らは謙虚で、世話のかからない連中なのさ。間違いなく、俺はようやくホームを見つけることができて最高にうれしいんだ。リーグでいろんなチームへ行くのはつらい。だからこそ、ホームを見つけることができて最高なのさ。俺はここを愛しているし、ミルウォーキーが俺の人生を変えてくれたと断言できるね」。
昨季バックスはプレーオフ序盤にミドルトンがケガで戦線離脱。ボストン・セルティックスとのカンファレンス・セミファイナル第7戦まで競り合ったものの、3勝4敗で敗れて2連覇の夢は潰えた。
だが今夏にバックスは昨季終盤戦を戦ったロースターを保持し、新戦力としてベテランのジョー・イングルズの獲得にも成功。戦力は昨季と同等で、イングルズがケガから復帰してチームへ馴染めば、2年ぶりの覇権奪回が現実味を帯びてくるかもしれない。
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