2025.07.17

スコアラーのビール加入と報じられたクリッパーズ…次のターゲットはクリス・ポールか?

今季の所属先が注目されているポール[写真]=Getty Images
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 7月17日(現地時間16日)。ブラッドリー・ビールがフェニックス・サンズとのバイアウト(契約買い取り)に合意し、ウェイバー期間終了後にロサンゼルス・クリッパーズと2年1100万ドル(約16億2800万円)で契約する見込みと『ESPN』のシャムズ・シャラニア記者が報じた。

 32歳のビールは、193センチ93キロのシューティングガード。ワシントン・ウィザーズ在籍時にオールスターへ3度、オールNBAチームに1度選ばれ、2019-20、2020-21シーズンには平均30.0得点以上をマーク。

 ただ、直近2シーズンでデビン・ブッカーケビン・デュラント(現ヒューストン・ロケッツ)と共闘したサンズでは平均17.6得点3.9リバウンド4.3アシスト1.0スティールに終わっていた。

 2シーズン連続で82試合のうち53試合の出場にとどまっているものの、この2シーズンでフィールドゴール成功率50.5パーセント、3ポイントシュート成功率40.7パーセント(平均1.9本成功)、フリースロー成功率80.8パーセントとショット成功率は高く、新天地クリッパーズでは先発シューティングガードに入ることが予想されている。

 クリッパーズは今夏の3チーム間トレードで昨シーズンにチーム2位の平均21.8得点を残したノーマン・パウエルをマイアミ・ヒートへ放出し、ユタ・ジャズからビッグマンのジョン・コリンズを獲得しており、ビールはパウエルに代わるスコアラーを務めることとなる。

 今シーズンのクリッパーズは先発にジェームズ・ハーデン、ビール、カワイ・レナード、コリンズ、イビツァ・ズバッツが入り、ベンチにはクリス・ダンボグダン・ボグダノビッチデリック・ジョーンズJr.ニコラ・バトゥームブルック・ロペスが控える豪華な布陣。

 充実のフロントコート陣と比較すると、ポイントガード(PG)が手薄なのだが、現地メディア『ClutchPoints』はビールに続いてクリス・ポールもクリッパーズと契約する見込みと同日に報じた。

 キャリア20年を誇るポールは、今年5月に40歳を迎えた大ベテラン。“ポイント・ゴッド”の異名を持つ司令塔は、サンアントニオ・スパーズでプレーした昨シーズンに平均8.8得点3.6リバウンド7.4アシスト1.3スティールを残している。

 ポールにとって、クリッパーズは家族の住むロサンゼルスを本拠地に置くチームであり、かつて6シーズン所属した古巣。ハーデンがいるため、先発PGに入る機会は限られるが、優勝を狙えるロスターを形成しているだけに、その可能性は決してゼロではないだろう。

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