2025.08.06

ナゲッツのニコラ・ヨキッチが直近5シーズンでNBA史上初の快記録

リーグトップレベルに君臨するヨキッチ[写真]=Getty Images
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 2024-25シーズン。デンバー・ナゲッツニコラ・ヨキッチは、センターの選手としてNBA史上初の“平均トリプルダブル”(29.6得点12.7リバウンド10.2アシスト)に1.8スティール、フィールドゴール成功率57.6パーセント、3ポイントシュート成功率41.7パーセント(平均2.0本成功)と、見事なスタッツを残した。

 セルビア出身の万能型ビッグマンは、2020-21から2024-25までの5シーズンのうち、シーズンMVPに3度(2021、2022、2024年)も選ばれたほか、2023年にナゲッツを球団初優勝へ導いてファイナルMVPに選出。

 しかも、シーズンMVPを逃した2023年と2025年も得票ポイントで2位に入っており、2023年を除く4年間でオールNBAファーストチーム入りと、リーグトップレベルの選手の1人としての地位を確立している。

 その素晴らしさを如実に表しているのがヨキッチのスタッツ。直近5シーズンで、ナゲッツの大黒柱はレギュラーシーズン通算1万1512得点、5274リバウンド、3770アシスト、606スティールをマーク。

 ナゲッツは8月4日(現地時間3日)にソーシャルメディアを通じ、この5シーズンにおける合計でヨキッチが得点とアシストでリーグ2位、リバウンドとスティールでは堂々リーグトップに立っていると投稿。5シーズンのスパンでこの4部門でトップ2入りした選手はNBA史上初だという。

 今夏ナゲッツはマイケル・ポーターJr.をブルックリン・ネッツへトレード。その見返りに即戦力ウイングのキャメロン・ジョンソンを補強。さらにダリオ・シャリッチとの交換でサクラメント・キングスからヨナス・バランチュナス、FA(フリーエージェント)戦線でブルース・ブラウン、ティム・ハーダウェイJr.をロスターに加えて戦力アップに成功。

 選手層を厚くしたことでヨキッチへの負担が軽減し、今シーズンはスタッツが下降する可能性があるものの、ナゲッツが2023年以来のリーグ制覇に向けて充実の布陣を形成したことは間違いない。

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