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4月3日(現地時間2日)、NCAA(全米大学体育協会)トーナメントの男子準決勝が開催された。マイク・シャシェフスキーヘッドコーチ、通称“コーチK”が率いるデューク大学はノースカロライナ大学と対戦し、77-81で惜しくも敗退。コーチKは2021年6月に、2021-22シーズンを最後にコーチ勇退を表明しており、これがアメリカ大学界だけでなく、世界にその名を轟かせた名指揮官の最後の試合となった。
コーチKは1980-81シーズンより同大のHCに就任し、5度のNCAAトーナメント優勝、13度のベスト4進出、3度のオリンピック金メダルなど数々の栄光に輝き、今シーズンはベスト4まで同大を導いた。
Thank you, Coach K 🐐
5x National Championships
13x Final Four appearances
3x Naismith College Coach of the Year
5x ACC Coach of the Year
Basketball HOF (2001)
College Basketball HOF (2006)
3x Olympic gold medals (as head coach)⁰⁰What a career pic.twitter.com/iECB9NtyYq— Bleacher Report (@BleacherReport) April 3, 2022
最後の相手がこれまで数々の死闘を繰り広げたライバル、ノースカロライナ大であるのも何かの縁だろうか。試合後の会見に応じたコーチKは、「ノースカロライナ、おめでとう。両チームの子供たちは精一杯プレーしてくれたね。すごい試合だった。最後の数分間は、(デューク大に)チャンスもあったんだけどね」と試合を振り返った。
試合は序盤から終盤まで僅差のまま進行する大接戦となり、デューク大は残り約1分半で3ポイントシュートを沈め74-73と1点のリードに成功。しかし、フリースローでノースカロライナ大に2点を返されると、最後はケイレブ・ラブに3ポイントシュートを沈められ劣勢に立たされる。ファウルを強いられる苦しい展開になり、決勝進出の夢は絶たれた。
会見では、コーチKが“ブルーデビルズ(デューク大バスケットボール部の通称)”の面々にねぎらいの言葉をかけた。
「彼らがやってきたことを誇りに思う。私にとって、素晴らしいグループだった。私たちにもチャンスはあったし、(そのチャンスより)2つ3つ多くプレーしたんだ。私たちの仲間は全力でプレーしてくれたよ」
コーチKがこれまで築き上げてきた業績は数えきれない。この試合をもってコートからは去ることになるが、偉大な人物の1人として、これからも多くの人の記憶に残り続けるだろう。