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7月28日、パリ2024オリンピック男子バスケットボールのグループC・第1戦がスタッド・ピエール・モーロワ(リール)にて開催され、南スーダン代表(FIBAランキング33位)とプエルトリコ代表(同16位)が対戦した。
試合の立ち上がりは、世界最終予選(OQT)を勝ち上がってきたプエルトリコが8-0のランでスタート。第1クォーター中盤には南スーダンに1点差まで詰められたが、ホセ・アルバラード(ニューオーリンズ・ペリカンズ)やトレモント・ウォーターズといったガード陣の3ポイントが立て続けに入り、20-28とプエルトリコがリードして最初の10分間を終えた。
続く第2クォーター、今度は開始から南スーダンが8-0のランを作り、一気に同点へ。それでも、エースのアルバラードを中心に試合の主導権を離さないプエルトリコだったが、前半終了間際にそのアルバラードが足を負傷し、ロッカールームに下がるアクシデントが発生。48-54とプエルトリコが先行して試合を折り返した。
迎えた後半、アルバラードが試合に復帰したプエルトリコだったが、南スーダンのアウトサイドシュートが次々と決まり形勢逆転。さらに、プエルトリコの得点を失速させることにも成功した南スーダンが、71-69とリードして第3クォーターを終えた。
勝負の第4クォーター、強みのリバウンド力を発揮し続ける南スーダンが点差を2ケタに拡大すると、エースガードのカーリック・ジョーンズも3ポイントをヒット。さらに、ウェニエン・ゲイブリエルの豪快ダンクも決まり、最後は南スーダンが90-79でプエルトリコに勝利した。
昨年のワールドカップでもグループフェーズの初戦で対戦した両国。ワールドカップでは101-96でプエルトリコが勝利したが、オリンピックの舞台では南スーダンがリベンジを果たした。
南スーダンはジョーンズが19得点7リバウンド6アシストとチームをけん引すると、計5選手が2ケタ得点を記録。チーム全体のリバウンド数では55-37(オフェンスリバウンドは18-10)と相手を大きく上回った。
一方のプエルトリコは、アルバラードが26得点5アシスト2スティール、ウォーターズが18得点4アシスト2スティールと奮闘するも黒星発進に。今後は両チームがアメリカ代表(同1位)とセルビア代表(同4位)との対戦に挑む。
■試合結果
<パリ五輪予選グループC・第1戦>
南スーダン 90-79 プエルトリコ
SSD|20|28|23|19|=90
PUR|28|26|15|10|=79