2019.08.31

アメリカ代表を率いるケンバ・ウォーカー「僕らには最高のケミストリーがあると思う」

アメリカ代表のエースを務めるケンバ[写真]=Getty Images
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 8月31日から中国で開幕する「FIBAバスケットボール ワールドカップ2019」(以降、W杯)を前に、アメリカ代表は30日に練習を行った。

 ここで、あらためて今回のアメリカ代表のロースターを見ていこう。
※左端は背番号、チーム名は略称、G=ガード、F=フォワード、C=センター

アメリカ代表のロースター
4.デリック・ホワイト(スパーズ/G)
5.ドノバン・ミッチェル(ジャズ/G)
6.ジョー・ハリス(ネッツ/G)
7.マーカス・スマート(セルティックス/G)
8.ハリソン・バーンズ(キングス/F)
9.ジェイレン・ブラウン(セルティックス/F)
10.ジェイソン・テイタム(セルティックス/F)
11.メイソン・プラムリー(ナゲッツ/C)
12.マイルズ・ターナー(ペイサーズ/C)
13.ブルック・ロペス(バックス/C)
14.クリス・ミドルトン(バックス/F)
15.ケンバ・ウォーカー(セルティックス/G)

エキシビジョンゲームとは違い、本大会のケンバはアタックモードに入って大暴れする試合もあるだろう[写真]=Getty Images

「僕らは互いのためにプレーしたい。それが最も大事なこと」とケンバ

 グレッグ・ポポヴィッチHC(ヘッドコーチ/サンアントニオ・スパーズHC)の下、W杯3連覇をかけて本大会に臨むアメリカ代表。先日発表されたW杯出場国のパワーランキングで、アメリカ代表はセルビア代表に次ぐ2位という評価だった。

 それでも、8月6日(現地時間5日)からラスベガスで始まったトレーニングキャンプから約1か月が経過したことで、チームメートたちとの関係は良好のようだ。

「僕らには最高のケミストリーがあると思ってる。本当にうまくやれているんだ。(W杯で)僕たちは互いのためにプレーしたい。それが最も大事なこと」とケンバは『ESPN』へコメント。

 アメリカが所属するグループEは、上海でファーストラウンドを戦うこととなる。アメリカは9月1日にチェコ共和国、3日にトルコ、5日には日本と戦い、セカンドラウンド進出を目指す。

アメリカ代表のポポヴィッチHC(右)とケンバ(左)[写真]=Getty Images

スーパースターは不在も、ケンバはチームとしてのアメリカ代表を強調

 最新のパワーランキングでは出場32か国の中でアメリカが2位、トルコが11位、日本が19位、チェコが21位となっており、順当にいけばアメリカ代表のセカンドラウンド進出は確実だろう。

 だが一発勝負のトーナメントに油断は禁物。ライバルチームたちはアメリカ代表よりも長い時間をかけてチームを作り上げており、複数の国がNBA選手を加えて戦力増強に成功している。

 今回のアメリカ代表には、世界的に有名なスーパースターが不在のため、3連覇をストップすべく、ライバルチームは意気揚々とW杯で挑んでくるに違いない。

 もっとも、ケンバはチームとしてのアメリカ代表を強調。「僕らはコンスタントにコミュニケーションをとっているし、それぞれの調子は上がってきているよ。僕らはお互いのことが大好きなんだ。そして(W杯における)経験は、僕たちそれぞれにとってすばらしいものになる」と前向きに捉えていた。

 1日に行われる日本対トルコ戦と共に、アメリカ対チェコ戦にも注目していきたい。

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