2019.09.01

日本代表戦前日、ビール片手に熱くバスケを語る…応宴イベント開催

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 8月31日、お茶の水テラスSUPER“DRY”(東京都千代田区神田駿河台2-1-20/https://ochanomizterrace.gorp.jp/)にてバスケ日本代表応宴イベント『キンキンのビール片手に熱くバスケを語ろう!!』が開催。渡邉拓馬(元男子日本代表)さん、中川聴乃(元女子日本代表)さん、井口基史(バスケットボールコメンテーター)さんの3人をゲストに招き、「FIBAバスケットボールワールドカップ2019」に向けたトークショーを行った。

 まずは中国の舞台に乗りこんだワールドカップ戦士を紹介。中川さんは「ベストな12名」とし、ポイントガードを本職とする183センチの安藤誓哉アルバルク東京)について「入ってほしかった。身長もあるので楽しみ」と期待を寄せた。渡邉さんも「前から推していた」という安藤をピックアップし、強化試合のチュニジア戦で活躍して最終メンバーに滑りこんだ竹内公輔宇都宮ブレックス)は「経験値がある」と評価。井口さんは八村塁(ワシントン・ウィザーズ)と渡邊雄太(メンフィス・グリズリーズ)のNBA組について、スーパードライにちなんで「キレ味が違う」と、早速笑いを誘った。

 前半パートはニュージーランド代表、アルゼンチン代表、ドイツ代表、チュニジア代表の4カ国と対戦した「バスケットボール日本代表国際試合 International Basketball Games 2019」を振り返りながら、選手個々にも言及。中川さんは大黒柱のニック・ファジーカス川崎ブレイブサンダース)について「ワールドカップ本番に向けて、(コンディションを)上げていっているように見えた」と話し、井口さんは「ドイツは日本に負けて(現地メディアに)叩かれていたようです」とエピソードを明かした。参加者はピザや唐揚げとともにビールを満喫し、ゲストの話に耳を傾けていた。

 後半パート開始を前に、中学時代に篠山竜青(川崎)と対戦経験があるという落語家の三遊亭遊子さんが登場。2年前からバスケットボールを見るようになり、「Bリーグにも興味を持っています」。特別に“バスケなぞかけ”も披露してくれた。

 その後は対戦国の情報をチェック。1日に対戦するトルコ代表について「アルゼンチンに似ている。ディフェンスが徹底されていて、ポイントガードがカギ。特に安藤誓選手はボールキープできるので期待したい」と、中川さんは話した。渡邉さんは比江島のアタック力とファジーカスの3ポイントが重要になると説き、井口さんは「(ジェド)オスマンを誰がマークするか。このゲームは勝たないといけないので、スーパードライを8本は用意しておきたい」。

 第2戦のチェコ代表は「泥臭いチーム」(渡邉さん)。現地に行く中川さんは「簡単な試合にはならない」、井口さんは「Must Win Game。得失点差も重要になる」と捉えている。第3戦はFIBAランキング1位のアメリカ代表が相手。多くのスーパースターが参加を辞退した中、「自分たちがどこまで通用するか」(中川さん)、「アメリカについて(このような場で)トークできるのが信じられないくらい。『フル代表を呼ばなきゃいけない』と議論になるような試合をしてほしい」(井口さん)。渡邉さんは「昔なら対戦しただけで、違いや差を感じて(バスケを)続けていけない恐怖があったかもしれない。(今は)同じコートに立ってどう向かうか。ビビらずに立ち向かえるか興味がある」と、選手目線でコメントした。

 最後はQ&A、お店の商品券などが当たるじゃんけん大会、記念撮影が行われ、参加者はビールや食事を楽しみながら束の間の休日を過ごした。

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