Bリーグ公認応援番組
『B MY HERO!』
8月9日。オーストラリア代表は、25日からスタートする「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」に向けて、ロスター候補を13名にしたことを発表した。
オーストラリア代表はロスター候補18名を発表し、そこからソン・メイカー、キアヌ・ピンダー、サム・フローリングが脱落。そして新たにウィル・マクダウェル・ホワイト、マシュー・デラベドーバ(NBLメルボルン・ユナイテッド)がカットされることとなった。
チームはワールドカップ本戦に向けたウォームアップゲームとして、オーストラリアのメルボルンで14日からベネズエラ、ブラジル、南スーダンと対戦予定。FIBAランキング3位のオーストラリアはグループEに入っており、日本の沖縄アリーナでドイツ(同11位)、フィンランド(同24位)、そして日本(同36位)とグループフェーズを争うこととなる。
“ブーマーズ”の愛称で知られるオーストラリア代表は、2019年の「FIBAバスケットボールワールドカップ」で4位、2021年の東京オリンピックで銅メダルを手にした強豪国。ロスター候補には、パティ・ミルズ(アトランタ・ホークス)やジョー・イングルズ(オーランド・マジック)、マティース・サイブル(ポートランド・トレイルブレイザーズ)、ジョック・ランデール(ヒューストン・ロケッツ)、ニック・ケイ(島根スサノオマジック)といった選手たちがいる。
そして今大会からは、ジョシュ・ギディー(オクラホマシティ・サンダー)がプロ入り後としては初の主要国際大会を迎える。203センチのギディーは、サンダーでも司令塔役をこなしており、今大会で先発ポイントガード起用が予想されている。
その一方で、ワールドカップのロスター候補から脱落となったデラベドーバは、ミルズやイングルズらとともに長年オーストラリア代表でプレーしてきた190センチのポイントガード。3度のオリンピック、2度のワールドカップ出場を誇り、コート内外でリーダーも務めてきたのだが、ロスターから外れることに。
NBAキャリア9年を誇るデラベドーバは、2016年にクリーブランド・キャバリアーズでNBAチャンピオンとなり、昨シーズンはサクラメント・キングスで2シーズンぶりのNBA復帰を果たし、32試合の出場で平均6.7分1.5得点1.3アシストをマーク。
32歳のデラベドーバは、オーストラリア代表でも確かな実績を残してきた。だがオーストラリア代表は有力な選手が多く、激しいロスター枠争いが展開されていたということなのだろう。