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オーストラリア代表は、メルボルンで「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」に向けたウォームアップゲーム3試合をこなした。
14日のベネズエラ代表戦を97-41で制すも、16日のブラジル代表戦を86-90で落とし、1勝1敗で迎えた17日の南スーダン代表戦に88-67で勝利したことで、2勝1敗で終えた。
オーストラリア代表は18日に日本へ出発。20日に有明アリーナでフランス代表との国際強化試合、22日にワールドカップの会場となる沖縄アリーナでジョージア代表と対戦し、25日に本戦を迎える。
ロスターにはパティ・ミルズ(アトランタ・ホークス)やジョー・イングルズ(オーランド・マジック)、マティース・サイブル(ポートランド・トレイルブレイザーズ)、ジョシュ・ギディー(オクラホマシティ・サンダー)といった現役NBA選手たちがいるのだが、17日の南スーダン戦で先発センターが負傷するアクシデントに見舞われた。
211センチのジョック・ランデール(ヒューストン・ロケッツ)は、ウォームアップゲーム最初の2試合を右足首負傷で欠場し、その試合で復帰を飾ったものの、第1クォーター途中に相手選手の上に着地してしまい、左足首を負傷。その後ロッカールームへ向かっていった。
ブライアン・ゴージャンHC(ヘッドコーチ)は試合後にこのように話していた。
「この場では真実を話そう。彼は我々と一緒には飛行機に乗らない。彼はMRI検査を受けることになる。症状は思わしくなかった。我々は今いる12人で移動していくことになる。私はこのチームに彼がいないものとしてやっていくマインドセットでいる」
FIBAランキング3位のオーストラリアはグループEに入っており、日本の沖縄アリーナでドイツ(同11位)、フィンランド(同24位)、そして日本(同36位)とグループフェーズを競い合う。「FIBAバスケットボールワールドカップ2019」で4位に入ると、2021年の東京オリンピックで銅メダルを獲得しており、今回のワールドカップでも優勝候補の一角と評されているだけに、先発センター離脱は痛手となる様相。
ランデールは東京オリンピックで平均12.8得点4.7リバウンド2.2アシストにフィールドゴール成功率53.7パーセント、3ポイントシュート成功率41.7パーセントを残しており、今大会でもフィニッシャーとして期待されていた。
先発センターがケガで離脱したオーストラリア。ランデール欠場によって危機感が増し、チームがさらにまとまる可能性もあるが、残り2回の強化試合でどのようにアジャストしていくかも注目だ。