2023.08.31

バスケW杯2次Rの出場国が確定…王者アメリカはグループJ、世界順位1位スペインはグループLへ

2次ラウンドは9月1日からスタート[写真]=Getty Images
バスケ情報専門サイト

 8月30日に1次ラウンドの全日程を終了した「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」。9月1日からの2次ラウンド開幕に先立ち、国際バスケットボール連盟(FIBA)が各グループの顔ぶれとともに、今後の戦況をフィーチャーしている。

■グループI

[写真]=fiba.basketball

【出場チーム】
ドミニカ共和国(グループA1位/23位)、セルビア(グループB1位/6位)、イタリア(グループA2位/10位)、プエルトリコ(グループB2位/20位)
(※国名の横は1次ラウンドのグループ順位/FIBAランキング)

 1次ラウンドの第2戦、格上のイタリア代表を撃破する金星を挙げ、3戦全勝と破竹の勢いで2次ラウンドに駒を進めたドミニカ共和国代表。エースのカール・アンソニー・タウンズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)はここまで1試合平均19.3得点7.7リバウンドをマークしており、調子の良さをうかがわせている。

 FIBAも「誰にも恐れないことを証明してきた」と、同チームを高く評価。彼らが強豪のセルビア代表、今大会2度目の対戦となるイタリア代表、そして同じアメリカ大陸のライバルであるプエルトリコ代表に対し、どのような結果を残すのかに注目が集まるだろう。

■グループJ

[写真]=fiba.basketball

【出場チーム】
アメリカ(グループC1位/2位)、リトアニア(グループD1位/8位)、ギリシャ(グループC2位/9位)、モンテネグロ(グループD2位/18位)
(※国名の横は1次ラウンドのグループ順位/FIBAランキング)

 通算5度のワールドカップ優勝を誇るアメリカ代表は1次ラウンド負けなしで2次ラウンドのグループJへ配置。ここまでの3試合では、各試合でロスター全員が出場を記録するなど、層の厚みを武器に盤石の戦いぶりで今大会を過ごしている。

 そのスター軍団と準々決勝の出場権を争うのが、リトアニア代表、ギリシャ代表、モンテネグロ代表のヨーロッパ勢。特にリトアニアをけん引するヨナス・バランチュナス(ニューオーリンズ・ペリカンズ)は平均13.7得点10リバウンドと素晴らしいパフォーマンスを見せており、アメリカとの対決でも活躍が期待される。

■グループK

[写真]=fiba.basketball

【出場チーム】
ドイツ(グループE1位/11位)、スロベニア(グループF1位/7位)、オーストラリア(グループE2位/3位)、ジョージア(グループF2位/32位)
(※国名の横は1次ラウンドのグループ順位/FIBAランキング)

 沖縄で試合を行うグループKは、ドイツ代表、スロベニア代表、オーストラリア代表と優勝候補の3チームが揃い踏み。ドイツはデニス・シュルーダー(トロント・ラプターズ)が平均19.7得点5.7アシスト、スロベニアはルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)が同30得点8リバウンド7アシストと、エースガードが優れたスタッツを残している。

 そしてワールドカップ初出場のジョージア代表にとって、この2次ラウンドは実力を示す絶好の機会となる。昨年に開催された「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」ヨーロッパ地区予選ではスペインを撃破するなど、地力の高さを見せたこの“新顔”をマークしておく必要がありそうだ。

■グループL

[写真]=fiba.basketball

【出場チーム】
スペイン(グループG1位/1位)、カナダ(グループH1位/15位)、ブラジル(グループG2位/13位)、ラトビア(グループH2位/29位)
(※国名の横は1次ラウンドのグループ順位/FIBAランキング)

 ジャカルタで開催されるグループLでは、FIBAランキング1位のスペイン代表がシェイ・ギルジャス・アレクサンダーらNBA屈指のタレントを擁するカナダ代表、そしてフランス代表を1次ラウンド敗退に追い込んだラトビア代表と激突する。

 また、FIBAはもう1つの参加国であるブラジル代表を「非常に堅実なパフォーマンスを見せた」とコメント。1次ラウンドで当たったスペインとも第4クォーター途中まで接戦を演じており、ブラジルが準々決勝の枠を確保する可能性は十分に考えられるだろう。