2023.09.04

バスケW杯ベスト8出揃う…世界ランク1位のスペインは2次R敗退/ワールドカップ2023【3日試合結果一覧】

ベスト8最後の椅子は激戦制したカナダ代表が滑り込み[写真]=fiba.basketball
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 9月3日、「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」が大会10日目を迎えた。2次ラウンド最終日は、フィリピンでグループIとグループJ、日本でグループK、インドネシアでグループLのそれぞれ2試合が行われた。

 1次ラウンドの結果が持ち越される同ラウンドでは、グループAとグループB、グループCとグループD、グループEとグループF、グループGとグループHのそれぞれ上位2チームが同じグループに所属。1次ラウンドで同じグループに所属したチーム以外の2カ国と対戦し、準々決勝に進出するチームを決定する。

 全4チームが3勝1敗で並んでいたグループIは、1次ラウンド1位同士の対決を制したセルビア代表(FIBAランキング6位)が準々決勝進出を決め、同2位同士の一戦を制したイタリア代表(同10位)が、初戦でセルビアに勝利していたためグループ首位通過。2次ラウンド敗退が決まったドミニカ共和国代表(同23位)とプエルトリコ代表(同20位)は、アメリカ地域上位2カ国に与えられるパリオリンピック出場権にも届かなかった。

 準々決勝進出国が決まっていたグループJは、リトアニア代表(同8位)がアメリカ代表(同2位)を110-104で下し無傷の5連勝。アメリカはパリ五輪出場が決まったものの今大会初黒星を喫し、準々決勝ではグループI首位の難敵・イタリアと対戦することになった。

 沖縄アリーナで開催されたグループKも準々決勝進出国が決まっていたなか、日本代表と1次ラウンドで同組だったドイツ代表(同11位)が、ルカ・ドンチッチ擁するスロベニア代表(同7位)に100-71で完勝。すでにパリ五輪出場を決めているオーストラリア代表(同3位)は、ジョージア代表(同32位)から今大会3勝目を挙げ、最終順位10位で今大会を去ることになった。

 大混戦となったジャカルタ開催のグループLでは、ワールドカップ初出場で快進撃を見せるラトビア代表(同29位)が強豪・ブラジル代表(同13位)を下し準々決勝進出。ベスト8最後の椅子をかけたラストゲームは、優勝候補に挙げられていたカナダ代表(同15位)が88-85でスペイン代表(同1位)に勝利し、準々決勝進出と同時にパリ五輪出場を決めた。前回大会優勝のスペインは2次ラウンド敗退し、1994年以来7大会ぶりに8強入りを逃した。

 2次ラウンド最終戦の結果と、準々決勝の組合せは以下の通り。

■「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」2次ラウンド 試合結果、順位表(9月3日開催)
*準々決勝進出決定

・グループI
イタリア 73-57 プエルトリコ
ドミニカ共和国 79-112 セルビア

1:イタリア(4勝1敗+34)*
2:セルビア(4勝1敗+122)*
3:ドミニカ共和国(3勝2敗-19)
4:プエルトリコ(3勝2敗-5)

・グループJ
ギリシャ 69-73 モンテネグロ
アメリカ 104-110 リトアニア

1:リトアニア(5勝0敗+107)*
2:アメリカ(4勝1敗+109)*
3:モンテネグロ(3勝2敗+7)
4:ギリシャ(2勝3敗-27)

・グループK
オーストラリア 100-84 ジョージア
ドイツ 100-71 スロベニア

1:ドイツ(5勝0敗+103)*
2:スロベニア(4勝1敗+33)*
3:オーストラリア(3勝2敗+48)
4:ジョージア(2勝3敗-28)

・グループL
ブラジル 84-104 ラトビア
スペイン 85-88 カナダ

1:カナダ(4勝1敗+110)*
2:ラトビア(4勝1敗+40)*
3:スペイン(3勝2敗+60)
4:ブラジル(3勝2敗+19)

■ 「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」準々決勝
※(カッコ)内はFIBAランキング

・9月5日(火)@マニラ
17時45分 リトアニア(8位) vs セルビア(6位)
21時40分 イタリア(10位) vs アメリカ(2位)

・9月6日(水)@マニラ
17時45分 ドイツ(11位) vs ラトビア(29位)
21時30分 カナダ(15位) vs スロベニア(7位)

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