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9月5日。「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」はフィリピンのマニラにあるモール・オブ・アジア・アリーナでファイナルフェーズへ突入。準々決勝の第1試合として、リトアニア代表とセルビア代表が激突した。
グループフェーズのセカンドラウンドを終えて4勝1敗だったセルビアに対して、リトアニアは3日にアメリカ代表を撃破したことで5戦無敗を誇っていた。
だが試合は前半を終えてボグダン・ボグダノビッチ(アトランタ・ホークス)が18得点を奪うなどセルビアが49-38の11点リードで折り返す。第3クォーターにもセルビアが24-17とリードを広げていき、最終スコア87-68で準決勝へと駒を進めた。
リトアニアではタダス・セデケルスキスが14得点9リバウンド、ローカス・ヨクバイティスが13得点9アシスト、ヨナス・バランチュナス(ニューオーリンズ・ペリカンズ)とイグナス・ブラズディキスがそれぞれ11得点4リバウンドを残すも敗戦。
この日チーム最多の14得点を奪ったセデケルスキスが「アメリカとの試合は、ご覧のとおり、何の意味もなくなってしまった。あれはただの歴史にすぎない。僕らはメダル獲得のために戦うチャンスがなくなってしまったんだ」と試合後に話したとおり、リトアニアは2010年(銅メダル)以来初のメダル獲得の可能性が消滅。
そして、そのセデケルスキスは「今日がどうしてこうなってしまったのか僕には分からない。まるで相手の方がアグレッシブに、いいディフェンスをしていたように見えたし、僕らは自分たちのリズムをつかむことができなかった。僕らは20点差で負けてしまった。相手が僕らを押しつぶしたんだ」と悔やんでいた。
準々決勝で敗れたリトアニアは、7日に順位決定戦へ臨み、今回のワールドカップを終えることとなった。