2023.09.09

バスケW杯で快進撃のラトビアが5位フィニッシュ…長距離砲大当たりでリトアニアに大勝

W杯最多の17アシストを記録したラトビア代表のザガース[写真]=fiba.basketball
バスケ情報専門サイト

 9月9日、フィリピンのモール・オブ・アジア・アリーナで「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」の5位決定戦が行われ、ラトビア代表(FIBAランキング29位)とリトアニア代表(同8位)が対戦した。

 第1クォーターから高確率な3ポイント成功率を誇ったラトビアが28-20と先行すると、第2クォーターも21-18とリード拡大。フィジカル要素も多分に占める激戦のなか、ラトビアのアルトゥルス・ザガースは前半だけで10アシストをマークするなど存在感を示した。

 両チームともに16日間で8試合目という過密日程だが、試合の主導権を握ったラトビアは後半もペースを落とさず、第3クォーターだけで28-9と一気にリード拡大。30点差で迎えた第4クォーターも高精度な3ポイントシュートで差を広げ続け、最終スコア98-63で今大会を締めくくった。

 3ポイント成功率50パーセント(16/32本)と、自慢の長距離砲が大当たりしたラトビアは、10本中6本の3ポイントを決めたアルトゥルス・クルクスがチーム最多20得点を挙げ、ザガースはワールドカップ記録を更新する17アシストの活躍。B3横浜エクセレンスに所属するクラヴス・チャバルスは12分56秒の出場で8得点5リバウンド1ブロックの成績だった。

 ラトビアはワールドカップ初出場ながら、1次ラウンドで優勝候補だったフランス代表(同5位)に勝利し、2次ラウンドでは欧州王者で前回覇者のスペイン代表(同1位)を撃破。決勝に進出したドイツ代表(同11位)に準々決勝で惜敗したが、見事な5位フィニッシュで快進撃を飾った。

■「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」5位決定戦(@マニラ)試合結果
ラトビア代表 98-63 リトアニア代表
LAT|28|21|28|21|=98
LTU|20|18| 9|16|=63