2024.01.10
9月8日、マニラのモール・オブ・アジア・アリーナで「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」の準決勝が行われ、アメリカ代表(FIBAランキング2位)がドイツ代表(同11位)と激突した。
序盤から互いにアップテンポな攻撃を仕掛けたこのカード。アメリカはアンソニー・エドワーズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)、オースティン・リーブス(ロサンゼルス・レイカーズ)らを中心に得点を重ねていく。10点ビハインドで迎えた最終クォーター、ジェイレン・ブランソン(ニューヨーク・ニックス)らの活躍もあり1点差まで詰めたアメリカだったが、逆転には届かず勝負あり。最終スコア111-113で準決勝敗退となった。
試合後の記者会見には、先発ガードとしてチームをけん引したブランソンが登壇。あと一歩のところで勝利を逃す悔しい結果となったが、彼は対戦相手のドイツに最大限の賛辞を呈した。
「ドイツに敬意を表したい。彼らは最初から最後まで、素晴らしいプレーを披露していたよ。彼らは自分たちのゲームプランを貫き、試合を制する方法を見つけたんだ」
また、ともに会見へ出席したスティーブ・カーヘッドコーチは「ドイツに我々が守備力のあるチームだと思わせることができなかった」と、敗因をコメント。そして、17得点9アシストを挙げたデニス・シュルーダー(トロント・ラプターズ)に手を焼いたとも話している。
「彼は本当に対処しずらいガードで、素早く、ボールを奪って切り込むことだってできる。守る側にとっては脅威でしかない。我々がいくつかミスをしたことも敗因だろう。また、ドイツはオフェンスリバウンドからアンドレアス・オブストの3ポイントシュートにつなげていた。彼がこの試合の“キーマン”だった」
2014年大会以来の優勝を狙っていたアメリカは、この結果からカナダ代表(同15位)との3位決定戦に回る。こちらも多数のNBAプレーヤーを擁する相手にはなるが、何としてもメダルを確保して大会を終えたいところだろう。
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