2023.09.09

2点差で勝利を逃したアメリカ…先発PGのブランソンは「素晴らしいプレーだった」とドイツを賞賛

先発ガードを務めたブランソン(中央)[写真]=fiba.basketball
バスケ情報専門サイト

 9月8日、マニラのモール・オブ・アジア・アリーナで「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」の準決勝が行われ、アメリカ代表(FIBAランキング2位)がドイツ代表(同11位)と激突した。

 序盤から互いにアップテンポな攻撃を仕掛けたこのカード。アメリカはアンソニー・エドワーズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)、オースティン・リーブス(ロサンゼルス・レイカーズ)らを中心に得点を重ねていく。10点ビハインドで迎えた最終クォーター、ジェイレン・ブランソン(ニューヨーク・ニックス)らの活躍もあり1点差まで詰めたアメリカだったが、逆転には届かず勝負あり。最終スコア111-113で準決勝敗退となった。

 試合後の記者会見には、先発ガードとしてチームをけん引したブランソンが登壇。あと一歩のところで勝利を逃す悔しい結果となったが、彼は対戦相手のドイツに最大限の賛辞を呈した。

「ドイツに敬意を表したい。彼らは最初から最後まで、素晴らしいプレーを披露していたよ。彼らは自分たちのゲームプランを貫き、試合を制する方法を見つけたんだ」

ドイツ戦でブランソン(中央)は15得点7アシストをマーク[写真]=fiba.basketball

 また、ともに会見へ出席したスティーブ・カーヘッドコーチは「ドイツに我々が守備力のあるチームだと思わせることができなかった」と、敗因をコメント。そして、17得点9アシストを挙げたデニス・シュルーダー(トロント・ラプターズ)に手を焼いたとも話している。

会見で試合を振り返ったカーHC[写真]=fiba.basketball

「彼は本当に対処しずらいガードで、素早く、ボールを奪って切り込むことだってできる。守る側にとっては脅威でしかない。我々がいくつかミスをしたことも敗因だろう。また、ドイツはオフェンスリバウンドからアンドレアス・オブストの3ポイントシュートにつなげていた。彼がこの試合の“キーマン”だった」

 2014年大会以来の優勝を狙っていたアメリカは、この結果からカナダ代表(同15位)との3位決定戦に回る。こちらも多数のNBAプレーヤーを擁する相手にはなるが、何としてもメダルを確保して大会を終えたいところだろう。

ジェイレン・ブランソンの関連記事

男子アメリカ代表の関連記事

代表の関連記事