2023.09.10

カナダが延長戦でアメリカを撃破、3位でワールドカップ終了…ディロン・ブルックスが39得点の大暴れ

銅メダルを獲得したカナダ代表 [写真]=fiba.basketball
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 9月10日にフィリピンのモール・オブ・アジア・アリーナで「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」の3位決定戦が行われ、アメリカ代表FIBAランキング2位)とカナダ代表(同15位)が対戦した。

 アメリカはブランドン・イングラムニューオーリンズ・ペリカンズ)、パオロ・バンケロオーランド・マジック)、ジャレン・ジャクソンJr.メンフィス・グリズリーズ)の3人が体調不良のため欠場。アンソニー・エドワーズミネソタ・ティンバーウルブズ)、ジェイレン・ブランソンジョシュ・ハート(ともにニューヨーク・ニックス)、ミケル・ブリッジズブルックリン・ネッツ)、ウォーカー・ケスラーユタ・ジャズ)がスターティングファイブを務めた。

 一方のカナダディロン・ブルックスヒューストン・ロケッツ)、ルーゲンツ・ドートシェイ・ギルジャス・アレクサンダー(ともにオクラホマシティ・サンダー)、RJ・バレット(ニックス)、ドワイト・パウエルダラス・マーベリックス)が先発出場。両チームともにNBA選手で構成された先発メンバーで試合に臨んだ。

 第1クォーターは0-8のランで試合を始めたカナダが主導権を握る展開。チーム全体で11本6本の3ポイントシュートを決めるなど、10分間で34得点を積み上げ、25-34とリードを奪った。

 続く第2クォーターは序盤からアメリカが反撃を仕掛け、6点ビハインドで迎えた開始1分24秒からオースティン・リーブス(ロサンゼルス・レイカーズ)、ハート、キャメロン・ジョンソン(ネッツ)、ボビー・ポーティスミルウォーキー・バックス)の連続得点で40-36と逆転した。その後はリードが入れ替わる接戦。終盤にブルックスが連続で3ポイントを沈め、カナダが56-58とわずかに2点抜け出した。

オールラウンドな活躍でカナダを支えた [写真]=fiba.basketball

 第3クォーターも1ケタ点差のまま推移し、開始4分52秒の時点で70-72。中盤以降はカナダが3ポイントやフリースローなどで得点を重ね、82-91とアメリカを突き放した。

 あとがないアメリカは第4クォーター開始1分2秒に10点のビハインドを背負ったものの、タイリース・ハリバートンインディアナ・ペイサーズ)の3ポイントやリーブスのレイアップで加点。同3分2秒に同点に追いつくと、アンソニー・エドワーズの得点でリードを奪い返した。

 その後も点の取り合いが繰り広げられると、試合終了残り1分12秒に107-107と同点。同34秒にシェイの得点で勝ち越したカナダが4点をリードしていたが、アメリカは2本のフリースローを得たブリッジズが2本目を外すと、そのままオフェンスリバウドをもぎ取り、劇的な同点弾をマークした。

 111-111で突入したオーバータイムでは、カナダが序盤にシェイの連続得点で111-116。6点差で迎えた残り44秒にはバレットが試合を決定づける3ポイントを射抜いた。

 118-127で試合終了。カナダが3位でワールドカップを終えた。ブルックスが7本の3ポイントを含む39得点4リバウンド5アシスト2ブロックの大暴れを見せたほか、シェイが31得点6リバウンド12アシスト、バレットが23得点7リバウンドをマークした。

カナダをけん引したディロン・ブルック [写真]=fiba.basketball

■「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」3位決定戦(@マニラ)試合結果
アメリカ代表 118-127 カナダ代表
USA|25|31|26|29|7|=118
CAN|34|24|33|20|16|=127

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